寝袋(シュラフ)選びに悩んでいませんか?寝袋といっても各メーカーからさまざまな種類が販売されているので、選ぶのも大変ですよね。
今回は寝袋の種類と選び方を解説し、おすすめの商品、最新の人気ランキングをご紹介します。
快適な睡眠には必須の寝袋について、もっと知りたい方は、ぜひご一読ください。


- 寝袋(シュラフ)とは?
- 寝袋の選び方
- おすすめの寝袋
- 寝袋AI分析ランキング
- 1位DABADA/ ダバダDABADAダバダ 寝 丸洗い寝 封筒型 4WAY シュラフ スリーピングバック
- 2位ベアーズロック/ Bears RockBears Rock ねぶくろん 来客用 布団セット
- 3位HUGEL/ IRIS OHYAMAシュラフ マミータイプ M180-75E200
- 4位ベアーズロック/ Bears RockBears Rock FX-402 寝袋 マミー型
- 5位Naturehike/ ネイチャーハイクSuper Elastic Mummy Sleeping Bag liner
- 6位DABADA/ ダバダDABADAダバダ封筒型 寝袋 シュラフ スリーピングバック
- 7位Coleman/ コールマンExtreme WHEATHER Mummy - 2000038336
- 8位NANGA/ ナンガシュラフ スリーピングバッグ オーロラライト 450DX レギュラーサイズ AURORA light レッド N14D RE11
- 9位SOL/ ソルエスオーエル エスケープヴィヴィ O.D 12516(1個)
- 10位Snugpak/ スナグパックSoftie® Elite 3 WGTE
- お気に入りの寝袋を見つける
寝袋(シュラフ)とは?
寝袋(シュラフ)とは袋状の携帯できる寝具のことで、主にテントの中で使われるキャンプギアです。
シュラフとはドイツ語の Schlafsack(シュラフサック)から省略された呼び方で、英語読みのスリーピングバッグとも呼ばれています。
キャンプや登山で使用されるほか、コンパクトにまとめることができるので防災用としても活用されます。
キャンプでは凸凹の地面の上、ジメジメした梅雨、クーラーがない夏、凍えるような寒さの冬など、さまざまな環境で睡眠をとります。
そのため屋内での睡眠とは異なり、なかなか寝付けないこともあります。
快適なテント泊にするためにも、寝袋はこだわって選びたいですよね。
このページでは寝袋について種類や選び方を、初心者にも分かりやすいように解説していきます。
特徴
寝袋と家庭用の布団の大きな違いは、コンパクトにまとまるかどうかです。
キャンプをするにはテントやテーブル、椅子など荷物が多くあり、車に積める量も限られます。また徒歩やバイクではさらに持っていける荷物が少なくなります。
家庭用のお布団を持っていくにはかさばってしまい、他の荷物が積めなくなってしまいます。冬のキャンプだとさらに荷物が増えます。
夜はとても冷え込み、地域によっては氷点下まで下がります。そうなれば毛布もプラス1、2枚必要になってしまいます。

こちらの「LOGS(ロゴス) 抗菌防臭 丸洗いアリーバ・-6」は、これだけで最低温度帯-6℃ にまで対応するマミー型の寝袋です。
左上の赤い収納袋に収まり、収納サイズは(約)直径 27× 長さ 42cm とコンパクトです。
収納場所をとらず、持ち運びが便利なのが寝袋の特徴です。
メリット:コンパクトで暖かい
寝袋には次のメリットがあります。
- コンパクトで収納スペースをとらない
- 体に密着して暖かい
- 片付けが簡単
収納サイズが小さくコンパクトになり、布団などと違ってスペースをそれほど取りません。
体が包まれる形状の寝袋は、布団よりも体に密着するので暖かく感じます。高機能な製品なら雪山でも使用できます。
寝袋は持ち運ぶことを 前提としており、片付けは専用の袋に入れるだけです。
ゆったりサイズのものなら中にインナーシーツや毛布を入れられるので、ある程度の温度調節ができます。
デメリット:窮屈で底冷えは防ぎきれない
ではデメリットはなんでしょうか。
- 動きにくく窮屈に感じる
- 寝袋だけでは底冷えは防ぎきれない
種類によりますが寝袋は布団に比べて窮屈に感じます。特にマミー型だと手を動かしづらいです。
そのため、寝るまでよく動く方や寝返りをする方は慣れが必要です。
ゆったりサイズのものもあるので、初心者はゆとりのある寝袋がおすすめです。
また寝袋が防げるのは主に上からの寒さで、体重で中綿が潰れるため下からくる底冷えは防ぎきれません。
寝袋の下にマットを敷く、またはコットと呼ばれる簡易ベッドを使用すれば底冷えを防ぐことができます。
寝袋のよくある質問
何年くらい使えるの?
ダウンだと 5〜10 年、化繊だと 10〜20 年が目安です。ただし使用回数や使用後のお手入れで変わってきます。
どこで買えるの?
キャンプ用専門店、登山用専門店、スポーツ用専門店、ホームセンター、メーカー公式サイト、Amazon などの EC サイトで購入できます。 近くに販売店がある場合は、試着ができる場合もあります。実際の使用感を知りたい方は店舗での購入をおすすめします。
収納袋に戻せません
寝袋は空気をたくさん含んでいます。左右で二つ折りにしたら体重を掛けてしっかり空気を抜きながら少しづつロー ル状に丸めてください。
種類
寝袋は形状の違い、中綿の違い、使用可能温度で種類が分かれます。
形状の違い:封筒型
縦長の封筒みたいな形状でサイドにファスナーがついている寝袋です。ファスナーを全開にすると掛け布団や敷布団として使用もできます。
また封筒型寝袋はファスナーで連結できるものが多く出ているので、ファミリーキャンプがメインの方に人気があります。
窮屈感が少なく価格も比較的安価で手に入れやすいですが、保温性にはあまり優れていないので冬場には向かない場合もあります。
封筒型は小さいお子様がいるファミリー層や、圧迫感が苦手な方におすすめです。

形状の違い:マミー型
マミーとはミイラを意味する言葉で、寝姿が似ていることからマミー型と呼ばれています。
頭まですっぽり包まれる形なので気密性が高く保温性に優れている商品が多いです。
ただし、包まれる形なので窮屈に感じる場合もあります。
また、封筒型と比べるとコンパクトにまとまりますが、価格は高いものが多いです。
マミー型はソロキャンプや登山に行かれる方におすすめです。
中綿の違い
中綿の種類 | 保温力 | 軽量 | 水ぬれ | 価格 |
---|---|---|---|---|
ダウン | ◎ | ◯ | ✕ | △ |
化繊 | ◯ | △ | ◯ | ◯ |
ダウンは保温力が高く、軽量でコンパクトに圧縮できます。しかし水ぬれに弱く、ぬれると保温力が下がります。
一方、化繊は水ぬれに強く、丸洗いできるものも多く手入れが楽です。
ダウンに比べると価格がリーズナブルですが、保温性と圧縮性はダウンに劣ります。
快適使用温度
「快適使用温度」、「適正温度」とメーカーや販売店によって記載のされ方は異なりますが、寝袋には使用可能温度の目安があります。
その違いにより大きく夏用、冬用、3 シーズン用に分類されます。
詳しくは次の選び方で解説します。
寝袋の選び方
寝袋には使用可能温度や形状、中綿の違いがあり、さまざまな商品が販売されています。
どのように選べばいいのか、寝袋を選ぶ 5 つのポイントを解説します。
使用する季節で選ぶ
「冬にキャンプに行ったら寒くて眠れなかった。」という声を聞くことがあります。
家で寝るのとは違い、外の気温は思ったよりも寒くなります。
快適な睡眠をとれないのはストレスですよね。
寝袋には「快適使用温度」、「限界使用温度」など販売店により記載方法は異なりますが、外気温が何度までなら使用できるという目安が記載されています。
その中から
- 夏用(10℃ 以上)
- 冬用(-10℃ 以下)
- 3シーズン用(-5℃〜5℃。春、秋、夏用)
を目安に選べば、失敗が少なくなります。
また 3 シーズン用の寝袋ならインナーシーツを使用するなど、工夫次第ではオールシーズン使用することができるので、初心者におすすめなのは 3 シーズン用寝袋です。
東京を例にすると平年値で最低気温は冬が 0℃、春・秋が 10℃、夏が 20℃ 程度です。
地点 | 1 月・2 月 | 4 月・11 月 | 5 月・10 月 | 7〜9 月 |
---|---|---|---|---|
東京 | 1.2〜2.1℃ | 8.8〜9.8℃ | 14.6〜14.7℃ | 20.3〜23.5℃ |
ここからキャンプ場は標高が高い場所も多いので東京より 5℃ ほど下がる場合もあります。
さらに 5℃ 程度下げたほうが予想外の冷え込みにも対応できて安全です。
そのため冬が-10℃、春・秋が 0℃、夏が 10℃ が基準となります。
暑いと感じる場合は薄着になったり隙間を広げるなどで調整ができますが、寒いに対応するには厚着、湯たんぽ、電気毛布、ストーブなど何かしらの準備が必要です。
「コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ」のように複数層から構成され、気温に合わせて調整できるようになっている商品もあります。

使用可能温度は例えばロゴスは適正温度の 1 つだけですが、NANGA やモンベルなどアウトドア用品メーカーの多くは EU 諸国における統一規格であるヨーロピアン・ノーム(EN 13537)を採用しています。
それらのメーカー公式ページを確認すると、多くの方が快適に感じる COMFORT(コンフォート・快適温度)と、一般的な成人男性向けの LIMIT(リミット・下限温度)の 2 つの値が記載されています。
女性のほうが男性より寒さを感じやすいため女性は COMFORT、男性は LIMIT を参考にしてください。
ただし暑さ、寒さの体感は個人差が大きく、体格や服装によっても変わるので、あくまで目安に過ぎません。
またヨーロピアン・ノームの規格にはエクストリーム温度(EXTREME・極限温度)という、低体温症のリスクはあるが 6 時間程度なら耐えられるという温度もあります。
メーカーは統一規格に従っていても、販売店が誤った認識だったり誇張のため、エクストリーム温度を記載している場合があります。
寝袋の使用温度はメーカー公式サイトも確認するようにしましょう。
サイズで選ぶ
寝袋には大きく分けて 3 種類のサイズがあります。
- ショートサイズ:身長 165cm まで
- レギュラーサイズ:身長 180cm まで
- ロングサイズ:身長 195cm まで
となっています。
隙間が多いと温まりにくくなってしまうため、保温性を保つには自分に合ったサイズの寝袋を 使用することが大切です。
商品によっては、実寸ではなく適応身長が記載されている場合もあるので注意しましょう。
寝袋の中綿で決める
冬キャンプや登山をされる方、保温力が優れたものがほしい方はダウンの寝袋がおすすめです。
ただし、ダウン素材はぬれると保温性が下がってしまいますし、風通しがよく、湿気がたまりにくい場所で保管をしなければカビが発生してしまうこともあります。
そのため初心者にはお手入れがしやすい化繊素材の寝袋がおすすめです。
また冬にはキャンプをしない方、価格を抑えたい方も化繊の寝袋がおすすめです。
価格で選ぶ
寝袋はダウン素材や化繊素材といった中綿の違い、形の違い、サイズの違いで値段が変わってきます。
安いもので 2〜3 千円から、高いものでは数十万もします。
初心者だとどのくらいの価格帯を買えばいいのか選ぶのは難しいですよね。
おすすめは 5,000 円〜10,000 円程度のものです。安すぎるものは縫製が甘かったり、薄すぎたりとトラブルが発生してしまう可能性があります。
また高い商品から機能を確認し、オーバースペックにならない商品を選ぶのは難しいです。キャンプ用途ですと国内メーカーや大手メーカーのエントリーモデルを購入するのが無難です。
収納サイズで選ぶ
移動手段が車であればそこまで気にする必要はありませんが、バイクや自転車、徒歩の場合は運べる荷物が限られてきます。
また収納サイズが大きいと家での保管場所に困ることも 。
ダウンならば化繊よりサイズが約半分で済みます。収納サイズが小さいほうがいい方は、ダウンの寝袋をおすすめします。
おすすめの寝袋
初心者から上級者までおすすめの寝袋をご紹介します。
Bears RockベアーズロックBears Rock ベアーズロック -6度 寝袋 シュラフ 封筒型 3.5シーズン対応 MX604 (タフブラウン)
- リーズナブルな価格
- 幅80cmのゆったりサイズ
- 初冬まで使える3.5シーズン対応
- 9色もある豊富なカラーバリエーション
3.5シーズンとは春・夏・秋・初冬まで使用できることを指します。
実は筆者がキャンプデビュー時に購入したのがBears Rockの封筒型寝袋です。
初めて寝袋を使用するのにマミー型は窮屈そうで手を出しづらく封筒型を購入。幅も80cmとゆったりサイズだったので窮屈には感じませんでした。
ドローコード(寝袋の肩回りにあるひものこと)を絞れば頭まですっぽり包まれるので暖かく、価格も4,000円とリーズナブルなので初めての寝袋におすすめです。
この商品の暖かさやサイズ感などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。
