キャンプでテントやタープをしっかり固定するためには、適切なペグ選びが重要です。しかし、種類が多く、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
特にスチールペグは低価格なのにまずまずの強度と汎用性があるため、多くのキャンパーが使用していますが、重さやサビについての懸念もあります。
実はスチールペグには、さまざまな形状や加工が施されたモデルがあり、シチュエーションに応じて最適なものを選べるのです。
今回はスチールペグについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。また初心者向け、おしゃれな商品、最強の商品など、いろいろな観点でおすすめ5商品を選びました。最新の人気ランキングも交えてスチールペグの全てをご紹介します。スチールペグについて知りたい方は、ぜひご一読ください。

- スチールペグとは?
- 種類
- 選び方
- おすすめのスチールペグ
- 初心者FUTURE FOX/ フューチャーフォックスキツツキペグ
- おしゃれなピンペグロゴス/ LOGOSアイアンスチールペグ30cm(4pcs) - 71909011
- 三角断面ユージャック/ UJackUJack(ユージャック) 鋳造ペグ TRISTAKE (トライステーク) 28cm カチオン電着塗装 6本セット (ホワイト)
- ニンジンDOD/ ディーオーディーニンジンペグ - PG1-573-OR
- 最強Soomloom/ スームルームSoomloom スチール ソリッド テント ペグ テーク 30CM キャンプ設営用具 8本1セット/16本1セット (30cmブラック16本セット収納ケース付き(バージョンアップ))
- スチールペグ AI分析ランキング
- 1位DD Hammocks/ DDハンモックDDハンモック DD Pegs Guy Lines x6 ペグ&ガイライン
- 2位キャプテンスタッグ/ CAPTAIN STAGスチール丸棒ネイルペグ25cm 4本組 - M-8399
- 3位FUTURE FOX/ フューチャーフォックス鉄製ペグ 30cm 4本セット
- 4位テントファクトリー/ TENT FACTORYTキャスティングペグ20-4SET - TF-TPEG20-4S
- 5位テントファクトリー/ TENT FACTORYTキャスティングペグ30-4SET - TF-TPEG30-4S
- 6位モンターナ/ Montagnaメタルソリッドペグ1P - HAC3470
- 7位モンターナ/ Montagnaメタルソリッドペグ6P - HAC3471
- よくある質問
- まとめ
スチールペグとは?
ペグはテントやタープの位置を固定したり、風で飛ばされないようにするために使います。いろいろな種類があるペグの中でも厚めの鋼板から切断したり、熱したスチールを流し込む鋳造加工で作られるのがスチールペグです。
スチールペグはその素材であるスチール(鋼)から名付けられました。
スチールペグはアルミペグと比較して重く、硬さという点では鍛造ペグには劣ります。他のペグより価格が安いのが特徴です。
また形状やサイズのバリエーションが豊富でテントの大きさなどに応じて選べます。硬い地面ではハンマーや石を使って地面に打ち込みますが、柔らかい地面であれば足で踏んだり、手で押し込むこともできます。
メリット
- 汎用性が高く安価で手に入りやすい
- ある程度の硬い地面でも使えるシーンが多い
- アルミペグやプラペグより頑丈で折れにくい
- 重量があり貫通力が高く打ち込みやすい
- さまざまなサイズ・長さの商品がある
スチールペグの最大のメリットは汎用性が高く安価で手に入りやすい点です。この特性によりキャンプ初心者からベテランまで幅広い層のキャンパーが手軽に購入し多様なキャンプシーンで活用します。
また安価なため、さまざまな長さや形状のペグを複数そろえることもできます。これにより地面の状態や設営するテントの種類に応じて最適なペグを選択し、より安定した設営ができます。
さらにスチールペグはある程度の硬い地面でも使える場合が多く、 アルミペグやプラペグより頑丈で折れにくいため多少の風でもテントやタープがしっかりと固定され安心してキャンプを楽しめます。
またアルミペグなどと比較すると重量があり貫通力が高いので、通常の地面では打ち込みやすいです。
デメリット
- サビやすく他のペグより補充頻度が高い
- アルミペグやプラペグより重量があり持ち運びにくい
- 柔らかい地面では抜けやすい
- 安いピンペグは打ち込みにくく抜きにくい
スチールペグのデメリットとして、表面加工が施されていないスチールペグはサビやすく、加工されていても傷ついた場所からサビます。そのために定期的なメンテナンスや手入れが必要で、ある程度消耗品として割り切りが必要です。
またアルミペグやプラペグより重量があり持ち運びが難しい点です。徒歩、電車、バイクなどでキャンプ場に向かう場合、荷物の重量は大きな負担です。
スチールペグは自重で土を押しのけるために柔らかい地面では抜けやすい場合があり、ビーチキャンプや雪上キャンプなど特定の環境では適切な選択ではない場合があります。
スチールペグだと安価なピンペグが有名ですが、ピンペグは打面が狭く、打ち込みにくく、またフックなどもないので抜きにくい問題もあります。特に硬い地面でピンペグは設営や撤収の際に手間がかかります。

種類
鍛造ペグは素材、大 きさ、形状、追加機能、表面加工により種類が分類されます。
素材の種類
種類 | 説明 |
---|---|
スチール | 詳細未記載の場合、SS400かS45Cという一般的な鋼材が使用 |
S50Cスチール・S55Cスチール | 通常のスチールより、炭素を多く含む鋼で、より硬いが価格が高くなる |
大きさの種類
種類 | 説明 |
---|---|
20cm以下 | ソロキャンプや小型テントに向いています |
25〜35cm | ファミリーキャンプや一般的なテントに向いています |
40cm以上 | 大型テントやタープに向いています |
形状の種類
種類 | 説明 |
---|---|
ピンペグ | シンプルな構造で価格が安い。汎用的に使えるが他の形状より使い勝手が若干落ちる |
ネイルペグ | 汎用的に使え、打ち込みやすく抜きやすい |
U字 | 砂浜や雪上でも地面への固定力が強い。スタッキングできる。 |
V字 | 硬い地面には不向きだが、通常の地面では使いやすい。スタッキングできる。 |
X字・Y字 | 柔らかい地面での固定力が高い。硬めの地面もU字・V字よりは強度がある |
スクリューペグ | 砂地や雪上で使える、ハンマーなしで手でねじ込めるタイプも |
追加機能の種類
種類 | 説明 |
---|---|
ハンマー用フック・穴 | ペグを抜く際ハンマーを 引っ掛けやすい |
反射材ロープ・リフレクター | 夜間でもわかりやすい |
収納ケース付属 | 持ち運びや保管が便利 |
視認性の高いカラー | 草むらでも見つけやすい |
スタッキング可能な形状 | 収納時スペースを取らない |
蓄光加工 | 夜間に光る |
加工の種類
種類 | 説明 |
---|---|
黒電着塗装 | 耐久性とサビ防止に優れ |
メッキ加工 | デザイン性が向上、耐久性向上 |
表面塗装・コーティング加工 | サビ防止、はっ水性や耐久性向上 |

選び方
強度が若干低いため、用途や環境に合わせて複数の種類を使い分ける必要があります。
用途・目的 | 種類 | 理由 |
---|---|---|
初心者 | ネイルペグの30cm前後がおすすめ | 汎用的に使え、打ち込みやすい |
ソロキャンプ | V字で短めの15~20cm | 取り扱いやすく持ち運びやすい |
ファミリーキャンプ | 25~35cmの長さで丈夫な素材 | 安定性と強度を確保するため |
大型テントやタープ | 40cm以上で太さがあるネイルペグ | 強度と固定力を重視 |
砂浜や雪上 | U字・幅広のV字・スクリューペグ | 地面に適した固定力を確保 |
柔らかい地面 | X字 やY字ペグ | 地面への固定力を高めるため |
硬い地面 | 太さがあるネイルペグ | 貫通力と曲がり破損防止 |
視認性 | 反射材ロープやカラー付きがおすすめ | 紛失を防ぎ夜間の安全性を高めるため |
サビにくさ | 黒電着塗装付き | 長期間の使用に耐えるため |
洗浄のしやすさ | ネイルペグ | 土が詰まらず洗いやすい |
スタッキング | V字やU字 | 重ねられる |
スチールペグを選ぶ際はキャンプのスタイルテントのサイズ、使用する地面の状況に合わせて適切な長さや形状のペグを選ぶことが大切です。
ソロキャンプや軽量化を重視する場合は短めで軽量なペグが向いていますがファミリーキャンプや大型テントの設営にはより長くて重量のあるペグが安定感があります。
地面の硬さに応じて選ぶペグの種類も変わります。硬い地面では太さがあり頑丈なネイルペグやピンペグが向いており柔らかい地面や砂地ではU字やV字スクリューペグなどの形状が固定力を高めます。
夜間の視認性を重視する場合はリフレクター付きや蓄光パーツが有効です。また撤収時にペグを見つけやすくするためにカラーやロープ付きのペグを選ぶことも有効です。
持ち運びの便利さを重視する場合はスタッキング性が高いペグを選ぶと良いでしょう。
長期間の使用を考えている場合は表面加工のものが良いですが、鍛造ペグやステンレスペグ、チタンペグも検討する価値があります。
コストパフォーマンスを重視する場合は加工が少ないシンプルなピンペグが向いていますが打ち込みづらく、曲がりやすいので予備を購入しておきましょう。
また、ピンペグ以外の形状でもスチールペグは消耗品と割り切り、予備も多めに所有することをおすすめします。
理想としてはシチュエーションに合わせて複数のタイプのペグを組み合わせることでさまざまな地面や天候条件に対応できるようになります。強風が予想される場合は要所だけでも長いスチールペグを使うことでより安定します。
これらのポイントを押さえることでキャンプでの設営や撤収がスムーズになりより快適なアウトドアライフを楽しむことができます。
おすすめのスチールペグ
これまでスチールペグの選び方を説明しましたが、たくさんのメーカーが複数の商品を展開しており、どれにすれば良いのか悩ましいですよね。
そこで初心者向けの商品、人気の定番商品など特におすすめのスチールペグをご紹介します。
選定の基準としてノーブランド品は除外し、定番商品に加え、コスパ、デザイン、使いやすさなど何か1つ光るものがある商品を選びました。
フューチャーフォックスFUTURE FOXキツツキペグ
- ス タッキングできるV字型でコンパクトに運搬し、地面にしっかり固定
- 厚み3mmで1本あたり177gとしっかりした作り
- 打ち込みやすい形状
FUTUREFOXの「キツツキペグ」は、V字型の形状でスタッキングが可能。V字は柔らかめの地面でもしっかりと固定できるため、風の強い日でも安心して使用できます。
V字ペグはアルミで板厚が薄く持ち運びを重視した製品が多いのですが、本製品は3mm厚で、重さが177gと鍛造ペグ並の重さで頑丈です。小石混じりの地面でもグイグイ突き刺さります。
打面は26mmx22mmと広く打ちやすいのも特徴です。
こんな人におすすめ:
・テント付属ペグを止めたい初心者の人
・汎用性が高いペグを探している人
あまりおすすめできない人:
・軽量のペグを求める人
・ソロキャンプ用に短いペグを探している人
LOGOSロゴス71909011アイアンスチールペグ30cm(4pcs)
UJackユージャックUJack(ユージャック) 鋳造ペグ TRISTAKE (トライステーク) 28cm カチオン電着塗装 6本セット (ホワイト)
ディーオーディーDODCARROT PEG / PG1-573-ORニンジンペグ
スームルームSoomloomSoomloom スチール ソリッド テント ペグ テーク 30CM キャンプ設営用具 8本1セット/16本1セット (30cmブラック16本セット収納ケース付き(バージョンアップ))
2024/03/28更新スチールペグ AI分析ランキング
ネット上で収集した口コミ(全147,762件)を評価項目ごとに
「良い評価」、「悪い評価」にAIを使用して分類・点数付けし、
月1回取得するAmazon、楽天市場の売れ筋ランキング、星評価の順位に基づく
重み付けを加えて、独自の点数・ランキングを生成しています。
よくある質問
質問 | 回答 |
---|---|
硬い地面で使えるスチールペグは何か? | 太さがあるネイルペグが向いています。 |
砂地・雪上で使えるスチールペグは何か? | U字、面が広いV字、スクリューペグなどの砂地・雪上対応モデルがおすすめです。 |
打ち込みやすいスチールペグはどれか? | ネイルペグなど打撃面が大きいペグが打ち込みやすいです。 |
抜きやすいスチールペグはどれか? | フック付きのペグが抜きやすいです。 |
軽量で持ち運びやすいスチールペグはどれか? | V字がスチールペグの中では軽いです。 |
強度があり長持ちするスチールペグはどれか? | スチールペグは消耗品と割り切ったほうが良いです。長期重視なら鍛造ペグ、ステンレスペグ、チタンペグを検討しましょう。 |
洗浄やメンテナンスが簡単なスチールペグはどれか? | 溝の少ないシンプルな形状のピンペグや付属品が少ないネイルペグが洗浄しやすいです。 |
スチールペグにフックやロープは必要か? | フックやロープは抜き取りやすさを向上させるために有効です。 |
夜でも目立つスチールペグはあるか? | 反射材ロープやリフレクター付き、蓄光素材付きのペグが夜間でも目立ちます。 |
スチールペグで初心者でも扱いやすいものはあるか? | ネイルペグが打ち込みやすく抜きやすいです。 |
大型テントに適したスチールペグはどれか? | 大型テントでは要所に40cm以上のロングサイズのペグを使用しましょう。 |
収納しやすいスチールペグはどれか? | スタッキング可能な形状や収納ケース付属のペグが収納しやすいです。 |
サビにくいスチールペグはどれか? | 表面加工されたペグはサビにくいですが、使用で表面についた傷からサビます。ステンレスやチタンも検討しましょう。 |
専用のペグハンマーは必要か? | 通常の地面なら薪や石などでも打ち込めます。硬い地面ではペグハンマーが圧倒的に便利です。 |
まとめ
この記事ではスチールペグについて解説しました。スチールペグの注目ポイントは以下です。
- 汎用性が高く安価で手に入りやすい
- そこそこ硬く、貫通力がある
- 他のペグよりサビやすく補充頻度が高い
スチールペグを購入時に確認すべきポイントは以下です。
- 素材の種類(S55Cスチールのほうが硬い)
- 長さ(ファミリーキャンプには25〜35cm)
- 表面加工(黒色のカチオン電着塗装がおすすめ)
- 視認性(夜間や草むらでも気付けるか)
ぜひこれらのポイントを押さえて検討してください。
用途に合わせたスチールペグを購入することでキャンプでの設営・撤収がスムーズです。適切なペグ選びで快適なキャンプライフをお楽しみください。