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ランタンおすすめ2選!選び方とランキングTOP100【2024年3月】
ランタン・ライト
2023/08/04

ランタンおすすめ2選!選び方とランキングTOP100【2024年3月】

ランタン選びに迷っていませんか?そんな人のヒントになるようにランタンについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。

また初心者向け商品と最強の商品を選びました。最新の人気ランキングも交えてヘランタンのすべてをご紹介します。

よい雰囲気を作り出し非日常感高めてくれるランタンについてもっと知りたい方は、ぜひご一読ください。

CAMPxGEAR編集長
執筆
キャンプ歴15年、日本キャンプ協会公認キャンプインストラクター。幼い頃より釣りなどアウトドアを趣味とし、毎年3〜5張りテントを購入するほど沼にハマった嫁のおかげでキャンプギアに詳しくなった人。ゴールデンウィークには10日間の遠征で4つキャンプ場を行脚して9連泊するなど家族全員がキャンプ好き。本職は上場企業執行役員CTO。
タニ ヤオミ
監修
日本キャンプ協会公認キャンプインストラクター。外資登山用品メーカー勤務を経て、登山・キャンプ用品店に3年間勤務。地元が舞台の「ゆるキャン△」に憧れ、人生初のキャンプを冬にソロで行う。夜景のように燠火(おきび)がキラキラと輝く姿にとても感動し、キャンプにハマる。焚き火が好き。好きなキャンプ飯はカマンベールチーズを丸ごとスモーク。キャンプはもちろん、登山、SUPなど、自然の中にいられるアクティビティを好む。
目次

ランタンとは

キャンプで利用するランタンとは野外で明かりをつけるために利用する照明器具のことです。

ランタンはランタンスタンド、テントやタープのフック、ポール、ロープなどにつり下げるか、卓上に置く形で利用します。

ファミリーキャンプならメインランタンとして 1 台、サブランタンとして 1〜3 台は必要です。

また災害時や停電時などにも活躍するため、防災用としても持っておきたいキャンプギアです。

昔ながらの本格的なガソリンランタンのような燃料式も根強い人気ですが、お手軽に使える電気式も増えています。

このページではさまざまな種類があるランタンについて初心者でもわかりやすいように解説して行きます。

ランタンの特徴

歴史的にはランタンは燃料を燃やすことを光源とし、屋外に携帯する照明器具です。そのため

  • 風雨から守る囲いがあること
  • 持ち手があること

という特徴があります。

現在、屋外に携帯する照明器具と言えば電池式の懐中電灯がほとんどですが、ランタンは

  • 360 度に光を放射する
  • より強い明るさで長い時間使用できる

という差異があるため、キャンプではサイト内を全体を照らすためにランタンが利用されます

また上記のような用途以外に卓上のみを照らすタイプ、テント内でつり下げて使うタイプなど、明るさをそこまで必要としないサブランタン用の商品もあります。

ランタンは燃料式と電気式に分かれます。燃料としてはガソリン、灯油、ガス、ロウソクが使われます。電気式は昔は白熱電球や蛍光灯もありましたが、現在電気式で発売されているものは LED のみです。

一般的には持ち手などなく、屋内の卓上で火をともすような照明器具はランプと呼ばれますが、キャンプ用品では持ち手がない卓上ランプもランタンと言います。

ランタンの種類

エネルギーと光源の違い

ランタンは燃料式と電気式の商品があります。

燃料としてはホワイトガソリン、灯油(ケロシン)、ガス、ロウソクの 4 種類が基本で、それぞれ燃料の違いからガソリンランタン、灯油ランタン(オイルランタン)、ガスランタン、キャンドルランタンと呼びます

ガソリランタンの燃料には車に入れるガソリンではなく、ホワイトガソリンを使用します。赤系に着色された車用のガソリンと違ってホワイトガソリンは純粋な石油成分のみで添加物が入っておらずススの発生が少ないです。

灯油ランタンの燃料には灯油の他にパラフィンオイルも使用できます。パラフィンオイルは液体ロウソク、オイルキャンドルとも呼ばれ、常温で固まらないロウソクです。灯油より高価ですが匂いが少なく、ススが出にくいです。

ガスランタンの燃料には一般的なカセットコンロで使用される CB 缶(Cassette Gas bombe)と、OD 缶(OutDoor)の 2 種類があります。

OD 缶は CB 缶より高価ですが低温でも使用できるのが特徴です。一般的な CB 缶の中身は液化ブタンとなり、外気温が約 10 度を下回ると使用できません。

CB 缶にもイソブタンやプロパンを混合した寒冷地仕様タイプもありますが、それでも外気温が 0〜5 度(商品により異なる)を下回ると使用できません。(イワタニ公式サイト FAQ より)

OD 缶の場合例えば SOTO 製品の場合、外気温マイナス 5 度まで使用できます。(SOTO 公式サイト FAQ より

強い光は出せませんが、ロウソクを燃料とするキャンドルランタンもあります。

また光源としては

  • 燃料を燃やした炎を光源とする
  • 燃料を燃やし、高熱を受けて輝くマントル(発光体)を主な光源とする
  • 電気で輝く LED を光源とする

の 3 種類があります。

強熱発光

マントルは強熱発光(Candoluminescence)という原理で、熱エネルギーを光に変換して輝きます。そのため燃料を単純に燃やした場合によりエネルギー効率が良いです。

熱を光に変えるという原理は白熱電球も同じです。電気のエネルギーを熱エネルギーに変え、熱エネルギーから光に変換します。

対して LED は電気を直接光に変換します。熱へ変換にという余分な工程がないため白熱電球と比較で消費電力が 1/5 程度で済み、寿命が 20 倍にも達します。

電気式は過去には蛍光灯式も販売されていましたが、現在はLED式のみになりました。

ガソリンランタン、灯油ランタン、ガスランタン、LED ランタンに必要な作業や場所の制限を比較すると以下の違いがあります。

種類光源準備点灯保守密室使用寒冷使用
ガソリンランタンマントル
灯油ランタンマントル△〜◯
ガスランタンマントル✕〜△
✕〜△
LEDランタンLED

準備作業としては、燃料式ならばまず燃料の補給が必要です。他にマントルであればマントルの装着や燃やして炭状にする空焼きなど、光源が炎タイプは芯の調整が必要です。

点灯作業としては、燃料式ならチャッカマンなどによる点火作業が必要です。またマントルタイプの灯油ランタンや一部のガソリンランタンではプレヒートと呼ばれる予熱カップに注いだアルコールを数分間燃やす予熱作業が必要です。

さらにガソリン、灯油を燃料とするマントルタイプはポンピングと呼ばれる加圧作業が必要で、商品により異なりますが 30〜100 回程度(15〜50 秒程度)、ポンプでタンクに空気を送り込んで加圧します。

保守作業としては、マントルは破損時の交換、ガソリンや灯油では残った燃料の処理、灯油はススの掃除電気式は乾電池の交換や充電などが必要です。

場所の制限として、燃料式のランタンは一酸化炭素中毒の危険性があるため、テントの中で使えるのは LED ランタンのみです。

外気温が 10 度を下回るとガスランタンは着火しづらくなったり、炎が不安定になります。灯油ランタンもガソリンランタンよりは明るさが不安定になります。

電気式は一般的な外気温の変化では影響をまったく受けません。

ガソリンランタン、灯油ランタン、ガスランタン、LED ランタンの性能や 1 時間あたりのランニングコストを比較すると以下の違いがあります。

種類光源明るさ連続使用*燃料費/h*
ガソリンランタンマントル7〜15h62〜134円
灯油ランタンマントル〜8h15〜187円
10〜20h1〜15円
ガスランタンマントル2〜8h220〜450円
✕〜△6〜12h50〜100円
LEDランタンLED✕〜◯10〜100h0.01〜40円

性能は商品により大きく異なりますが、ここではコールマンやペトロマックスなど各タイプで標準的な商品をベースに参考情報として記載しています。 燃料費は公式サイト記載の燃焼時間とタンク容量、一般的な燃料の価格から 1 時間あたりの金額を産出しました。灯油ランタンの燃料費は安いほうが灯油、高いほうはパラフィンオイルの価格です。 LED ランタンは安いほうが充電式の価格、高いほうが乾電池式の価格です。

LED ランタンが圧倒的に楽で、性能面でもランニングコスト面でも優位です。しかし表にはありませんが燃料式には音、匂い、光の揺らめきなど燃料式でしか味わえない非日常感が得られます

ウソ商品に注意!

一般的なキャンプでメインランタンとして必要な明るさは 1000〜1500 ルーメンと言われています。

少し前まで電気式はそこまで至らずサブランタンの位置づけや複数台を使うことでカバーすることが多かったのですが、最近では電気式でも 2200 ルーメンなど強い明るさの商品が販売されています。

ただしネットでは小型 LED ランタンで 5000 ルーメンなどと表記されている商品もありますが、ほぼ誤りやウソですので注意してください。

工事現場で使われるような大型の投光器を使わないとそこまでの明るさは得られません。

グローブ(ホヤ)の違い

ランタンは雨風から火を守るために天井部には金属の屋根が、中央部の周りをガラスなどで覆われています。その中央部の囲いをグローブ(ホヤ)と呼びます。

LED ランタンでは原理的にはこのような構造は不要ですが燃料式ランタンの形状を模したものもあります。

グローブは割れることもあり、交換が可能な部品です。

グローブは昔ながらの耐熱ガラスの商品が多いですが、ガラスでも

  • 完全に透明なクリアタイプ
  • 色付きガラス
  • スリガラス(フロスト加工)

と、いくつかの種類があります。スリガラスだと柔らかい光になるなど、グローブが変わると色味や雰囲気が変わります。

また付け替え用に金属メッシュを用意している商品もあります。金属メッシュは割れないことが大きなメリットです。

また金属に透かし彫りを施したデザイン性が高い商品もあります。

素材の違い

ランタンの本体部分に採用されるプラスチック、アルミ合金、スチール、ステンレス、真鍮、ブロンズという素材の違いによるメリット、デメリットを比較すると以下のとおりです。

生地の素材頑丈さサビ・経年劣化重量価格
プラスチック
アルミ合金
スチール
ステンレス
真鍮
ブロンズ

真鍮やブロンズは黒ずみなど経年変化も楽しむアンティークタイプです。

ランタンのよくある質問

何年ぐらい使えるの?

燃料式のものはメンテナンスすれば数十年持ち、親子 2 世代で使っているようなご家庭もいます。

電池式は使用回数が少ないので LED の寿命に至る前に振動による機械的な故障や、サビによる電気系統のトラブルで数年〜10 年程度で買い替えになります。

どこで買えるの?

キャンプ用品専門店、スポーツ用品店、登山用品店、ホームセンター、メーカー公式サイト、Amazon などの EC サイトで購入できます。

電気式であれば家電量販店などにも置いてあります

意外と大きい・小さいが起きやすいので一度実物を見るか、ネットでサイズをしっかり調べるようにしましょう

残った液体燃料はどうすれば良いの?

芯から揮発するハリケーンランタンなどは節約や臭いの点で、抜いて元の容器に戻したほうが良いです。加圧が必要なタイプはその分しっかり密閉されていますので運搬時に横にしない限りは大丈夫です。

理想としては必要な量を投入し、毎回しっかり使い切る形です。

ランタンの選び方

形状や素材がさまざまで、メーカーによりいろいろな特徴を持つランタンはどうやって選べばよいのでしょうか。

選び方のヒントをお教えします。

用途と明るさで決める

ルーメンを基準にワットの換算表と、それぞれの明るさでどのような用途に適しているか整理しました。

ルーメンワット*メインランタンタープ下卓上用*寝室用*常夜灯
100lm 前後10W 前後
200lm 前後20W 前後
300lm 前後30W 前後
500lm 前後40W 前後
700〜800lm55〜60W
1000〜1200lm70〜85W
1300〜1500lm90〜100W
1600lm〜110W〜

ルーメンからワットへの変換は「(社)日本照明工業会の「電球形 LED ランプ性能表示等のガイドライン」を元にわかりやすいように下 1 桁が 5 の倍数に丸めた概算値を算出。 卓上用、寝室用は 4 人家族で使うテーブルやテントの大きさを想定。

メインランタンで使うには 1000 ルーメン以上の明るさが必要です。ただし複数台を利用する方法もあります。

タープ下(またはテント内リビング)や卓上用はメインランタンが十分明るければ不要ですが、レイアウト的に人の影がテーブルに落ちる場合など、あったほうが良い場合もあります。

常夜灯は小さい子供がいるときは用意したほうが安心です。真っ暗だと風の音などを怖がる子供もいます。

光量を調整できる商品が多いので、大は小を兼ねるで上のサイズの商品を選択しても大丈夫ですが、大きすぎると見た目が良くなかったり、つり下げにくいなど使い勝手が悪くなります。

明るさの単位

ランタンの明るさの単位にはルーメン、ワット(W)、キャンドルパワー(CP)などが使われます。

ルーメンは人間の目で知覚できる光の総量です。国際単位系で光束の量を示します。最近の電気式ランタン、ライトはルーメン表記が多いです。

ワットは仕事量の単位です。ランタンでは白熱電球で使用する電力(ワット)から得られる明るさ相当を意味します。

キャンドルパワーは光の強さでローソク 1 本の明るさが元になっています。光の強さは全方向へ光の放射が基本の単位です。

なお現在は法律(計量法)によってランタンの性能としてキャンドルパワーのみを表示し販売することは禁じられています。そのため通常はワットやルーメンが併記されています。

連続使用時間で選ぶ

日の入り時刻によって変わりますが、メインランタンは 18 時頃点灯 22 時に消灯と 1 日 4 時間前後の利用が多いと思います。

燃料式で 4 時間も持たない場合、途中で燃料の補給・交換が必要です。

また連泊する場合は、8 時間連続で使用できるかがポイントです。

多くのキャンプ場では夜 22 時以降はクワイエットタイムとして、メインランタンは消灯し、最小限の灯りで静かに過ごすルールが定められています。

難易度と手間で選ぶ

ガソリンランタンと灯油ランタンでマントルを使う加圧式タイプがもっとも難易度が高く、手間も多いです。

その難易度や手間も含めて楽しめる人ならば良いのですが、少し手間だなと思う人はマントルが有りでも加圧が不要なガスランタンか、マントルがなく加圧しない灯油ランタンが次点の候補です。

それらもマントルや芯の調整が必要なので、さらにもっと手っ取り早く楽しみたいならマントルが不要のガスランタンです。

燃料式はメーカーの信頼度で絞り込む

燃料式ランタンで取り扱う燃料は危険物です。安いからとノーブランド品を購入するのは大きなリスクがあります。

大手メーカーは PL 法(製造物責任法)があり、大きなトラブルで評価を落とすのは会社やブランドとしても致命的なため当然しっかり対策しています。

しかしノーブランド品では会社やブランドは関係がありません。輸入品も PL 法は対象ですが、責任を負うのは輸入業者です。

EC サイトの輸入業者には、ほぼ個人のような業者や、qoo10 や AliExpress など外国居住の外国人で日本の法律が適用出来ない業者もいます。

機能性、安全性で決める

閉じた室内で利用できるのは一酸化炭素中毒の危険性がない電気式のみです。

冬キャンプ、雪中キャンプを楽しみたいならガスランタンは除外します。

燃料式ランタンはやけどの危険性があります。幼児がいる場合は安全な電気式も検討しましょう。

バーナー・コンロと燃料をそろえる

バーナー・コンロと燃料をそろえると荷物が減り、融通もききます。

雰囲気の良さで決める

ランタンは機能性、価格面だけで考えると LED ランタンがもっとも優れています。しかし LED ランタンは無機質です。音、匂い、炎の揺らめきなど燃料式ランタンにしか出せない雰囲気の良さがあります。

マストアイテムではないからこそ大人の遊びとして燃料式ランタンにチャレンジしてみませんか?

おすすめのランタン

初心者におすすめ

CAPTAIN STAG
キャプテンスタッグ
UK-506
CS オイルランタン<中>(ブロンズ)

おすすめの理由
  • 初心者でも燃料が扱いやすい灯油ランタン、灯油ストーブと同じ感覚で使用できる
  • ポンピングやプレヒートなど高度なことは不要
  • 価格が実売2200円と格安。しかも見た目にチープさが少ない
  • 揺らめく炎が作り出す雰囲気が非日常感を大幅にアップ

初心者はズバリ「キャプテンスタッグ CS オイルランタン」がオススメです。

最強のおすすめ

コールマン
Coleman
2164001
ワンマントルランタン(レッド)

おすすめの理由
  • コールマン120年の歴史でガソリンランタンのベーシックにして至高
  • 燃料がマイナス50度から引火するホワイトガソリンで雪中キャンプでも安心
  • いろいろな手間も多いが、そこも含めて楽しめる

私が選んだ最強のランタンは「コールマン ワンマントルランタン286A」です。

興味を持った人は、ぜひお試しください。

2024/03/28更新
ランタンAI分析ランキング

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