キャンプで作る燻製料理が気になりませんか?屋内ではなかなか出来ない燻製も、アウトドアなら煙を気にせずに作れます。キャンプで、お酒を片手に燻製を食べたら最高ですよね!
今回は燻製器について種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。また初心者向け、おしゃれな商品、最強の商品など、いろいろな観点でおすすめ 5 商品を選びました。最新の人気ランキングも交えて燻製器の全てをご紹介します。
意外と簡単に、味わい深い風味の燻製料理が作れる燻製器について知りたい方は、ぜひご一読ください。


- 燻製器とは?
- 燻製器の選び方
- おすすめの燻製器
- 燻製器AI分析ランキング
- 1位ホンマ製作所ステンレススモーカー F-240S
- 2位ホンマ製作所サンフィールド スモーカー F-240
- 3位tab./ タブTAB214269 田中文金属 tab. 燻製かんたん缶スモーカー
- 4位SOTO/ ソトお手軽香房 - ST-124
- 5位グリーンライフ/ GREEN LIFESS-25 グリーンライフ ステンレススモーカー
- 6位ホンマ製作所キッチンスモーカー IH-240P ピンク
- 7位SOTO/ ソトスモークポット 丸形=Coro(コロ) / つばき - ST-126TB
- 8位尾上製作所/ ONOEチャコールスモーカー ON-1768
- 9位ホンマ製作所スモークチップ ヒッコリー 660g
- 10位ホンマ製作所キッチンスモーカー IH-240P
- まとめ
燻製器とは?
燻製器は、木材を燃やした煙で食材を燻して調理するクッカーです。
燻製の始まりは石器時代と言われます。火を使う知恵を持った時代から続く伝統的な調理法です。当時の燻製は、虫よけと保存のための知恵でした。
現代、特にアウトドアシーンで楽しむ燻製は、燻した香りをまとったおいしい料理を食べることが主流となっています。また、自宅では大量の煙が発生したり、部屋に匂いがつくという問題が起こる燻製がキャンプでは気軽に楽しめます。
長期間保存のできる燻製を作るには、食材の下処理や温度管理が難しいため気軽にはできません。
本格的な燻製をするには食材をソミュール液という濃い塩水につけて浸透圧で食材の水分を抜き、その後水につけて塩抜きをする手間がかかります。また、長い時間をかけて低温で燻し続けなければいけません。
しかし、保存を主としないおいしい燻製料理を作るのを目的にするなら、ベーコンやチーズなどのそのままでも食べられる食材を使う方法があります。アウトドアの限られた時間で行う燻製は、手軽に使える食材を使うのがおすすめです。
クッカーはさまざまなメーカーから発売されています。このページでは、燻製器について初めて燻製に挑戦する方にもわかりやすいよう、燻製の方法から用具選びについても解説していきます。

特徴
燻製器は、木材を燻した煙で食材に香りと色をつけるための調理器具です。
できあがった燻製料理は煙の香ばしい香りをまとい、水分が抜けて旨味が凝縮するので他の料理にないおいしさです。
煙が無駄なく食材に当たるよう、蓋や扉がしっかり閉まる密閉性の高い作りです。
熱した木材が食材に直接当たらないように、食材を載せる網がついています。
温度計や、温度計を差し込むための穴が付いているものがあります。食材を吊るすフックのついたものもあり、あると便利な機能です。
燻製には 3 つの方法があります。それぞれの燻製法に合う木材が必要であり、燻製器の特徴も違ってきます。
熱燻 | 温燻 | 冷燻 | |
---|---|---|---|
温度 | 80 ~ 140℃ | 30 ~ 80℃ | 15 ~ 25℃ |
時間 | 10 分~ 1 時間 | 数時間~ 1 日 | 長時間(~数カ月) |
木材の種類 | 主にスモークチップ | 主にスモークウッド | スモークウッド |
スモークチップ…燻製用の木材の破片。バーナーやガスコンロで加熱する。燃焼時間が短いため、熱燻向き。
スモークウッド…燻製用の木材の固まり。スモークウッドに直接火を つける。高い温度で加熱し続けると燃え上がるため、熱燻には向かない。
3 つの燻製法について解説します。
熱燻
高温短時間で燻煙をかけるスモーク法です。
温度管理がしやすいので、初心者向け。コンパクトな燻製器でも十分燻製できる。
乾燥時間が短いので、保存には向きません。
温燻
30〜80℃ で数時間から 1 日かけて燻煙をかけます。
煙をしっかり循環させる必要があるので、中型以上の大きさの燻製器が必要。
完成した燻製は、水分量が 50%ほどなので長期の保存はできません。
冷燻
時間がかかるため、アウトドアでは不向きです。
25℃ 以下で燻製するため、外気温がそれ以上になる場合は挑戦することが難しいです。食材に火を通さないのが特徴。
長時間燻製する間にしっかり水分が抜けて、長期の保存が可能です。低温を維持するため、大型の燻製器が必要です。

メリット
燻製器のメリットを紹介します。
- 自分の好きな食材を好きな風味に仕上げられる
- 燻製を作るならやっぱり専用の燻製器!
- 料理の幅が広がる
燻製器の魅力はなんといっても、自分の好きな食材を好きな風味に仕上げられることです。
燻す加減や、スモーク用の木材を自分好みに厳選して作る燻製料理は格別なおいしさです。
他のクッカーでも燻製できるのでは、と考える方もいるかもしれません が、燻製するなら専用の燻製器が失敗のリスクを減らせるのでおすすめです。
燻製器以外で使えるクッカーには、メスティンやダッチオーブンなどがあります。
例えばメスティンの場合、注意点として高温になると熱で変形するおそれがあります。ダッチオーブンは、温度計を差し込む穴がないため温度管理が難しいです。
燻製器があれば、燻製料理が作りやすくなります。
いつもとちょっと変わった料理やおつまみを作りたいときにも、燻製器が活躍します。風味も食感も他の料理とは一味違うので、料理の幅が広がります。
デメリット
燻製器のデメリットもご紹介します。
- 荷物が増える
- 汎用性は低い
燻製器は大きさがそれなりにありますのでアウトドアでの荷物が増えてしまいます。
コンパクトに折りたためるタイプもありますので、荷物を軽減したい方は折りたためるかどうか確認が必要です。
燻製・スモーカー用は燻製専用のクッカーなので、他の調理法への汎用性は低いといえます。
煮炊きする鍋や蒸し器として使えるものもありますが、主に熱燻用の燻製器に限られます。

種類
燻製器の種類は、直火タイプ(鍋型、浅型、深型)と家電タイプがあります。また、燻製器は自作もできます。
それぞれ詳しくみていきます。
鍋型
アウトドアでも家庭でも使いやすいタイプです。
小型のものが多く 、熱がまわりやすいので熱燻に向いています。
直火はもちろん、ガスコンロ、電気コンロ、IH ヒーター対応のものもあり、家庭でも使いたい方に人気です。
燻製以外の調理も可能です。密閉性の高い鍋として、煮炊きや蒸し料理に使えます。
浅型
一般的に小型なサイズが多く、構造もシンプルです。大きな食材は入りませんが、手軽に使えます。
自宅のキッチンでも使いやすいです。形は、四角形や丸形があります
深型
大きめのものが多く、形は筒状や縦に長い四角形です。熱燻、温燻に対応しており、冷燻できるものもあります。
上にフックをつけて、吊り下げて燻製できるメリットがあります。持ち運びに不便なので、外に持ち出すならコンパクトに畳めるタイプが使いやすいです。

家電タイプ
家電タイプの燻製器は、コンセントにさして使うものや、乾電池で使えるものなどがあります。
食材に熱を加えず、スモークチップの香りを手軽に移すだけのお手軽なものから、熱燻・温燻・冷燻の 3 つの燻製法に対応した本格的なものまでじつにさまざまです。
自作の燻製器
自分で燻製器を作ることもできます。素材は段ボール、一斗缶、木製のものなどもあります。
断ボールや一斗缶で作る燻製器はお値段が抑えられますし、木製の燻製器は見た目に美しく愛着がわいてきます。
自分好みにカスタマイズできるのが魅力です。

燻製器の選び方
燻製器はたくさんのメーカーからいろいろな特徴を持って販売されています。どう選んでいいのか迷ってしまいますよね。
燻製器を選ぶ際のポイントは以下の 4 つです。
- 燻製法とサイズ
- 素材
- 熱源
- 使いやすさや機能
1 つずつみていきます。
燻製法とサイズ
熱燻用なら、小型の鍋型タイプで十分です。食材を入れて、煙が循環するスペースがあれば OK です。
長さのある魚など、大きな食材を燻製したい場合には、幅の広い浅型か、深型がおすすめです。一度にたくさん燻製したいなら、網棚の数の確認が必要です。
温燻用なら、中型以上のサイズがおすすめです。小さすぎると食材が熱されすぎて、温燻の適温を上回ってしまいます。深型のタイプが温燻向きです。
冷燻は、大型で本格的な設備が必要になります。木材を燃やした煙の熱を冷まして長時間キープしなくてはなりません。購入する際に、冷燻に対応した機能があるか確認が必要です。
素材
素材別の特徴を解説します。
ステンレス・鉄
強度があるので、アウトドアでつかうならステンレスか鉄製が向いています。家庭でも使えます。
熱伝導率が高いのが特徴で、保温力もあります。鉄は重くてサビやすいのが難点ではあります。
陶器
陶器の燻製器は、重量があり割れやすいので家庭用に 向いています。保温性、蓄熱性が高いのが特徴です。
遠赤外線がたくさん放出されるので、食材のうまみを引き出します。
ホーロー
熱や煙を逃がしにくい機密度が特徴。焦げ付きにくいのでお手入れが簡単です。一方、衝撃に弱いので、アウトドア向きではありません。
段ボール
軽くて緩衝性があります。一度しか使えないと思う方もいるかもしれませんが、再利用もできます。

熱源
家庭で使う場合には、熱源の確認が必要です。ガスコンロ、電気コンロ、IH ヒーター対応かどうかご自宅の熱源に合わせて選んでください。
使いやすさと機能
コンパクトに折りたためるタイプや、蓋の開け閉めがしやすく食材が並べやすい形状の燻製器が使いやすいので、選ぶ際にチェックしたいポイントです。
温度計が付いているものや、温度計を差し込む穴のついた燻製器は、温度管理する際にあると嬉しい機能です。
食材を吊り下げるフックやバーもあると便利です。たくさん燻製したいなら網棚の枚数や、位置が調節できるものが使いやすいです。
おすすめの燻製器
燻製器は、木材を燃やした煙で食材を燻すクッカーです。
直火で使うタイプと、 家電タイプがありますが、今回はアウトドアでも使いやすい直火タイプに絞ってご紹介します。
形、サイズ、素材などさまざまな燻製器があります。
その中で初心者向けの小型サイズのものやステップアップにおすすめの大きめサイズのもの、おしゃれにこだわったものなどをピックアップして解説します。
何を作りたいのか、キャンプ以外でも使うのか、などご自分がどのように使うかを考えながら選んでください。
コールマンColeman2000031269コンパクトスモーカー
ソトSOTOST-124お手軽香房
THERMOSサーモスサーモス THERMOS 保温燻製器 イージースモーカー ブラック RPD-13 BK
ソトSOTOST-126TBスモークポット 丸形=Coro(コロ) / つばき
snow peakスノーピークCS-095スモークマイスター モクーモ
2024/03/28更新燻製器AI分析ランキング
ネット上で収集した口コミ(全147,762件)を評価項目ごとに
「良い評価」、「悪い評価」にAIを使用して分類・点数付けし、
月1回取得するAmazon、楽天市場の売れ筋ランキング、星評価の順位に基づく
重み付けを加えて、独自の点数・ランキングを生成しています。
まとめ
味わい深い燻製が作れる燻製器をご紹介しました。
興味があるけどすぐ飽きちゃうかな、と心配な方はご家庭でも使える小型の鍋タイプがおすすめです。煮炊きしたり、蒸し器として活用できます。
燻製できる食材はたくさんあり、ネットで検索すればレシピも無数にでてきます。初心者なら、そのままでも食べられるチーズやベーコン、練り物などを燻してみるのが失敗しないコツです。
どんな食材を使おうか、木材はどんな香りのものを選ぼうか、組み合わせ方で自分のお気に入りのレシピを見つけられたらうれしいですね。ワクワクしながら作る時間もきっと楽しいはずです。
あなたのお気に入りの燻製器を見つけて、おいしい燻製料理を堪能してください!