キャンプ用テントの使い方 – 張り方、たたみ方、お手入れ方法を解説

テント テント・タープ

テントの使い方

キャンプ場に行くと初心者がテントの使い方を誤っているのを見かけます。

多くは大したことがない間違いですが、そのような人は説明書の理解が不十分で、強風でテントが夜中に倒壊するリスクの高い使い方をしているかもしれません。

実際に風が強い夜はタープが倒壊しているケースをそこそこ見かけます。テントの使い方を正しく理解し安全に利用しましょう。

テントの使い方として必ず覚えること

重要

1.テントの下にグランドシートを敷く
2.テントは境界より1〜2m離した場所に設置する
3.ポールの取り扱いは慎重に
4.ロープの結び方は覚えなくて大丈夫
5.ペグはしっかり地面に打ち込む
6.最後にもう一度忘れ物がないか確認する

ポールは力を入れすぎると簡単に曲がります。また非常に長いので前のほうに集中しすぎると反対側が誰かにぶつかりケガをさせてしまいます。ポールは慎重に取り扱いましょう。

ペグダウンのとき、テント本体から1〜2mは離れた場所に打ち込みます。その分を計算に入れて境界線のギリギリに設営しないように注意しましょう。

キャンプでは強度を高める、解きやすい、後で調整しやすい、見た目が良いという目的でさまざまなロープの結び方があります。

しかし一般的なテントを購入したならば、テントの設営ではそれらを使うことはないです。

一般的なテントには適切な長さのロープが付随しており、長さの調整には「自在」というパーツがあり、それで事足ります。結ぶことがあるとしても固結び、ちょうちょ結びだけで問題ないです。

さまざまなロープの結び方ができたほうが便利ですので少しずつ覚えていきましょう。

特にペグは抜いた後にわかりやすい所に置いておかないと紛失しやすいです。最後に忘れ物がないかしっかり確認しましょう。

パーツ・構造の名称

テントは複数のパーツを組み立てますが、パーツごとに聞きなじみがない名前が付いています。

また前室、キャノピー、バスタブなど特定のスペースや構造を示す名前もあります。 説明書やネット上の情報を正しく理解するために代表的なパーツの名前は覚えるようにしましょう。

名称 解説
シングルウォール 1枚の生地で構成されるテント。設営が簡単、軽量というメリットがある。
ダブルウォール フライシートとインナーテントで構成されるテント。重量が増し設営の手間が増えるが、二重構造で間に空間ができることで、暖気が逃げにくくなることや結露がしづらくなる。またダブルウォールテントは荷物置きやリビングに使える前室を持つことができる。
フライシート

ダブルウォールやシェルターの形状で最も外側に設置する生地。雨、風を防ぎ、日差しの軽減を担う。床面までは生地がない。

スカート

外気の侵入を防ぐために

ベンチレーション

テント側面上部に設けられる換気口のこと。雨の侵入を防ぐために下向きになっている。

トグル

フライシートやインナーテントのパネル(ドア)を固定するためのパーツ。パネルを丸めたのち、プラスチックのパーツをパネルをぐるっと囲う形で反対側の輪っかに通すことで固定する。

インナーテント

フライシートの内側に設置し、床面まで生地があり虫などを防げる閉じた空間を作り出す。主に寝室として利用する。

スリーブ テントに取り付けられた筒状の穴で、中にポールを通すことでテントをつり下げたり端を固定する役割を持つ。
フロアシート(ボトム) インナーシートの床面部分。テントの中で最も生地が厚く高い防水性を持つ。
バスタブ インナーテントの側面の中で、床面から10cm程度の立ち上がり部分のこと。床面と同様の高い防水性を持つ。
キャノピー テントの入り口部分に設けられたひさし部分のこと。大型のテントでは簡易的なタープとして利用する。
グランドシート インナーテントのさらに下に敷くシート。地面からの湿気、冷気(底冷え)を防ぎインナーテントを長持ちさせる役割を持つ。各テントに専門のシートも販売されているが、レジャーシートやブルーシートで色が控えめなシートをグランドシートとして利用する人もいる。
ポール(フレーム) 金属などの細長い棒で、テントを下から支える形、またはテントをつり下げる枠組みとして利用する。アルミ合金、スチール、FRPの素材が使われる。テントで使われるポールは小型テントだと40cm前後、大型だと60cm前後の長さで分割される。分割されたポールはバラバラにならないように内部にショックコード(ゴムひも)が通されている。
ガイライン(ガイロープ・張り綱) テントを固定するためにテントとペグを結びつけるロープ
自在金具 ガイラインの長さ・テンションを調整する器具
ペグ 金属やプラスチックなどで作られたクイ。地面に打ち込みテントが動かないようにする。通常は先のとがったクイだが、砂浜などでの使用を想定した断面がU字型のペグもある。
ペグハンマー ペグを打ち込むときに利用するハンマー。地面の下には岩や根っこが広く存在する場合があり、移動する余地がなく、それらを貫くときには必須となる。
前室 フライシート下で寝室となるインナーテントより入口側にある前側の空間のこと。小さくてもぬらしたくないちょっとした荷物置き場に使える。大型のテントだとタープの代わりにリビングとして食事などを行う。
寝室(ベッドルーム) 就寝スペースで一般的にはインナーテント内部空間のこと。
リビング テントの前室やタープ下などに設けるテーブルやチェアなどを置き、食事・休憩などを行うスペース
パネル(ドア) テントに出入りする扉部分のこと。通常の生地とメッシュの二重構造が多い。

 


テントで使われる用語集

ペグを地面に打ち込むこと。
2ポールシェルターやタープの中に、小型のテントを設置して過ごす。大型の2ルームテントと似た構成だがよりアレンジの幅が広い。

張り方(組み立て方・設営の仕方)

テントの組み立てることを「テントを張る」と言います。組み立てが必要なテントには説明書が入っています。キャンプに行く前に説明書をしっかり確認しましょう。

しかし、説明書を見ても組み立て方がよくわからない場合があります。その場合はまずは公式サイトを確認しましょう。よりわかりやすい動画などで説明があるメーカーも多いです。

公式サイトが見つからない場合やわかりづらい場合はYouTubeで探すと、ある程度人気がある商品であれば他の人の解説が見つかることが多いです。

たたみ方(片付け方・撤収の仕方)

説明書には片付け方も記載されています。こちらもキャンプに行く前に説明書をしっかり確認しましょう。

説明書ではわからない場合は公式サイトやYouTubeを確認しましょう。

また組み立て方はテントに色付けなどがされており覚えやすいことが多いのですが、片付け方は忘れやすいです。説明書はなくさないようにしっかり保管しましょう。

キャンプ場で簡単に確認できるように説明書を携帯の写真を撮っておくことがオススメです。

さらにオススメなのが初めて組み立てる時に、開封しながら入っていた状態を写真に取って保存しておくことです。その写真を逆戻しで確認していけば片付け方も自然とわかるようになります。

よくあるトラブル・ハマるポイント

テントには知らない初心者がハマるポイントがいろいろ有ります。例えば

  • テントを購入したがグランドシートを買っていない
  • 雨予報なのに使い方がわからずフライシートを付けていない
  • 無理に挿してポールを曲げる
  • 熱に弱い素材なのに近くで焚き火などを行いの火の粉でテントに穴を開ける
  • 引きずってとがった石の先端でテントに切り傷を付ける

など。

お手入れ・収納の仕方

テントは耐久性が高いものが多いです。ある程度雑に扱っても大丈夫です。

しかし長持ちさせるためにはメンテナンスがかかせません。

  • 【必須】日光に当たらない場所に保管する
  • 【必須】雨にぬれているときはしっかり乾かす
  • 【推奨】浜辺など潮風に強くさらされた場合はアルミ製品やステンレス製品のポールを水洗いする

は守るようにしてください。

日光にあたると紫外線によりさまざまな素材が急速に劣化します。

水分はカビやサビの原因となることや、多くのテントで採用されているポリウレタンコーティングは加水分解という作用によりコーディングが剥げ、ベタつきや匂いを発生させます。

また自宅や近辺ではテントを乾かすことが難しい場合、テントのクリーニングサービスがありますので、そちらの利用も検討してください。

壊れたときの修理・補修の方法

多くのテントは

  • メーカー
  • 販売店
  • 修理専門店
  • 自前

で修理・補修できます。

テントでは補修材が購入品に含まれる場合もあります。