3ルームテントの選び方 おすすめ商品紹介

3ルームテント テント・タープ

テント選びに迷っていませんか?たくさん種類があるテントの中から、今回は3ルームテントの種類やメリット、デメリットなど3ルームテントのすべてをご紹介します。

また、選ぶ際のポイントやビギナー向け商品、上級者向け最強商品、人気ランキングも紹介します。個性的な形がそろう3ルームテントについてもっと知りたい方は、ぜひご一読ください。

制作者
CAMPxGEAR編集長

CAMPxGEAR編集長

キャンプ歴15年、日本キャンプ協会公認キャンプインストラクター。幼い頃より釣りなどアウトドアを趣味とし、毎年3〜5張りテントを購入するほど沼にハマった嫁のおかげでキャンプギアに詳しくなった人。ゴールデンウィークには10日間の遠征で4つキャンプ場を行脚して9連泊するなど家族全員がキャンプ好き。本職は上場企業執行役員CTO。
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3ルームテントとは

3ルームテントとはポールと生地から構成され、宿泊・休憩のため雨、風、虫を防ぎ野外で快適に過ごせる空間を作り出すキャンプギアです。

テントは部屋数によりシングルテント、2ルームテント、3ルームテントと分類され、部屋を3つ持つのが3ルームテントです

3ルームテントもポールの形状から厳密にはドーム型、トンネル型と分かれますが、どちらもあまり商品がありませんのでまとめて解説します。

テントの形状 部屋数1:シングルテント 部屋数2:2ルームテント 部屋数が3:3ルームテント
ドーム型:ドームテント シングルドームテント 2ルームドームテント 3ルームテント*
トンネル型:トンネルテント シングルトンネルテント 2ルームトンネルテント

このページでは3ルームテントについて初心者でもわかりやすいように解説して行きます。

特徴

3ルームテントは、

  • 通常のテントの横側が正面となり、山型で中央にリビングがあり左右に寝室があるもの
  • 通常のテントに何かしらのギミックでもう1部屋付け足したもの

があります。

いずれにせよ通常のテントに何かしら融合したような商品が多く、自立式・非自立式も混在で構造がわかりづらいです。

3ルームテントはポールの構造が複雑で本数も増えた商品が多く、ペグの必要数も多く、特に大型な商品ほど設営の難易度が高いです。

リビングがあるのでタープを立てなくてよくなりますが、インナーテントの設営は2個必要で、トータルの手間は他のテントより増え気味です。

またリビングの広さがタープ不要とは言えないほど狭い製品もあるので注意しましょう。

3ルームテントは1つの分類というよりその他枠で商品ごとに特徴が大きく異なります。

種類

3ルームテントは似たような商品が少ないです。それぞれの商品が3ルームを作りだすためにポールの構造などが工夫されています。

また細かく各商品を比較すると

  • フレーム(ポール)構造の工夫による剛性や組み立てのしやすさ
  • 生地にポールを通すスリーブと引っ掛けるフックの割合
  • メッシュやベンチレーターによる通気性対策
  • スカートがの有無

といった違いがあります。

フレーム構造は剛性と組み立てのしやすさのトレードオフの関係で、剛性が高いものは組み立てのしにくく、組み立てのしやすいものは剛性が低い傾向があります。

ポールはスリーブとフックの両方を使っているテントが多いですが、割合はまちまちです。

長いスリーブが多いとポールを通すときに引っかかったり、途中でポールが抜けたりして設営に時間がかかります。その代わりに撤収は早いです。

スリーブが少なくフックが多いと設営が簡単ですが、特に高い所のフックは足台が必要になり、かなり力を込めて引っ掛けます。女性1人だと難しい場合があるので注意してください。

メッシュやベンチレーターの工夫が多いと通気性が良くなり暑いときの快適さが違います。

スカートがあると冷気の侵入を防げます。

メリット:悪天候に強い、2個の寝室なら分かれて睡眠が可能

3ルームテントには次のメリットがあります。

  • タープを立てる手間が減る
  • タープとテントが別の場合、雨天時に結合部に水たまりが出来るがそれがない
  • かなり雨風が強いとき、タープでは防げない横から吹き込む雨を防げる
  • 2つの寝室を設けられる商品が多い

寝室が2つになることのみが2ルームとのメリットの違いなので、分かれて寝たい要望があるかが重要です。

デメリット:大型で取り扱いに苦労する。さらに2ルーム式より狭く、手間が増える

3ルームテントには次のデメリットがあります。

  • 1つの収納袋にシングルドームテント1個とタープ2個分相当の重さ
  • 1人で設営は慣れないと難しい、2人以上でやるか事前にしっかり訓練を
  • 雨にぬれたまま撤収時、マンションなどでは干す場所に困る。
  • 収納サイズが大きい。マンションだと置き場所に困る
  • リビングの広さが2ルームよりは狭い
  • 2ルームより設営、撤収の手間が多い

2ルームのデメリットに加えて、リビングが狭くなる傾向があり、さらに手間が増えるとデメリットが大きいです。

デメリットが多いので寝室2つにするニーズが強い場合に3ルームテントは選択肢になります。

初心者におすすめの3ルームテント

初心者はズバリ「South Light 3ルームテント sl-lszp01」がオススメです。

理由は

  • 山型のかわいい見た目
  • ポール4本のシンプル構造で自立式
  • かなりコンパクトだがキャノピー(ひさし)含めればギリギリ実用できる
  • 楽天で8,260円(2022年9月30日時点)というリーズナブルな価格

とてもコスパが良い商品です。

リビングが狭いのでタープは別途追加購入も検討しましょう。

テントのよくある質問

生地がポリエステルだと5〜10年。生地がコットンだと10〜15年が目安です。ただし使用回数、使用後の手入れの質、保管方法により大きく変わります。

キャンプ用品専門店、スポーツ用品店、登山用品店、ホームセンター、メーカー公式サイト、AmazonなどのECサイトで購入できます。

ご自宅の近くにWild1などキャンプ用品専門店があるならそちらが、無い場合は公式メーカーが運営しているAmazonなどが確実に保証されますのでオススメです。

登山用テントの安い製品はキャンプ用に比べて狭い、換気性が悪いなど居住性が低い商品があるのでおすすめできません。高品質の製品は、近年では居住性が高いものも増えてきていますが、悪天候にも対応できる製品のため、キャンプ用テントに比べて価格は高めです。

3ルームテントの選び方

いろいろな特徴を持って販売されている3ルームテントはどうやって選べばよいのでしょうか。

テントの形状の違いや素材の種類などテント選びの基本的なポイントを知りたい方は次の記事を参考にしてください。

特に3ルームテントの場合は多くはファミリーキャンプ利用になると思いますので

  • 利用人数は実際の人数+1名以上か
  • メッシュがあるか、あるならどれぐらいの大きさか
  • ベンチレーターがあるか
  • 十分にタープの代わりになるキャノピーがあるか
  • リビングスペースは実用的な広さか

など居住性の高さと、特にリビングスペースの広さに注目してください。2ルームテントよりリビングが狭い商品も多いので実用的なサイズか良く確認しましょう。

3ルームテントのまとめ

他のテントではランキングなどを掲載しておりますが、3ルームテント商品は数が少なく有意なランキングの作成はできませんでした。

マイナーなタイプで多数のニーズにはマッチしないテントですが、ハマれば面白いテントだと思います。

他の人が持っていないようなテントで目立つのは間違いないです。

興味がある方はご検討ください。