出典:サーモス
「タンブラーってよく聞くけど結局マグカップと一緒でしょう?」
「水筒との違いってあるのかな」
「そもそもグラスやステンレスのもの、蓋付きのものとかタンブラーって名前で呼ばれているけどどれのこと?」
そんなことを考えたことはありませんか?タンブラーは調べると奥が深く、またいろいろなメーカーで売っているため、目にする機会も多いですよね。
いったいどのタンブラーがいいのだろうか。
その疑問を少しでも解決するために、今回はタンブラーについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。また初心者向け、おしゃれな商品、最強の商品など、いろいろな観点でおすすめ5商品を選びました。
機能性が高くておしゃれなタンブラーについて知りたい方は、ぜひご一読ください。
タンブラーとは?
タンブラーの正式名称はタンブラーグラスです。英語でタンブラーとは、tumblerと書きます。
日本ではタンブラーと聞くと、蓋のついた円形の水筒のようなものを想像しますよね。しかし、アメリカではシリンダー型のグラスを指します。tumblerには「倒れるもの、転ぶもの」という意味があります。昔は動物のツノで作られていたため、底が安定していなかったことからこの名前をつけられました。
タンブラーには明確な定義がありません。現在の日本ではビアグラスやハイボールグラスだけでなく蓋のついたカップなど、その名称は幅広い意味で使用されています。
特徴
タンブラーと似ているものに、マグカップと水筒があります。用途が同じマグカップは取っ手がついているのが特徴です。蓋つきのものもありますが、密閉性が高くない商品も多く持ち運びには向いていません。
水筒とタンブラーの違いは密閉性の高さです。タンブラーは持ち運びができるよう蓋がついているものがあります。しかし、水筒ほど密閉性が高くないため、鞄の中でこぼれることがあります。水筒は完全に密閉することができ、こぼれることがないため長時間の持ち運びに向いています。
タンブラーは使用されている素材もさまざまです。また、陶器に見せかけたデザインなどデザイン性に優れたものもあります。アウトドアにおいて、保温性が高く持ち運びのしやすいタンブラーはとても便利です。

メリット:機能性が高い商品が多く、おしゃれで日常的にも使いやすい
それではタンブラーならではのメリットとはなんでしょうか。
- 保冷保温性に優れたものが多い
- 蓋付きのものが多く少しの移動なら持ち運べたり、倒してもすべての中身がこぼれることがない
- 種類が豊富なため、好きなデザインを選べる
タンブラーは保冷保温性に優れたものが多く、気温が変化しやすい屋外でも使いやすいです。また、蓋付きの商品も多く、こぼす心配が少ないのも嬉しいポイントです。
密閉性が水筒より高いわけではなく長距離の持ち運びには向いていません。しかし、少しの距離であれば問題ないので、キャンプの前にカフェに寄りタンブラーにコーヒーなどをいれてもらうこともできます。
タンブラーは洗えば繰り返し使えるため、キャンプ場にて飲み物を準備するまでの簡易的な水筒として使用し、その後に洗って新しい飲み物を入れることができます。
また、最近ではデザイン性の高いものが多く、自分の好きなデザインを選べます。ただの円形だけでなく、握りやすいようにくびれがある形などさまざまです。
デメリット:取っ手がないため自分の手の大きさに合わせる必要がある
上記のように使いやすいタンブラーですが、デメリットもあります。
- 取っ手がないため、小さい子供は落としやすい
- 商品によっては重く、手が疲れてしまう
- 食洗器が使用できないものが多い
タンブラーは円形のため、手が小さい子供にとって持ちにくいことがあります。その場合は、小さな子供には、落としても心配がいらない蓋付きのものや、容量が少なく細めのデザインのものがおすすめです。
また、タンブラーは素材や大きさにより重い商品もあります。荷物を軽くしたいときは注意しましょう。
タンブラーは金属製が多いため、食洗器の使用ができない商品が多いです。しかし、特別な洗い方は必要なく、水筒と違い飲み口が広いので一般的なスポンジでも洗いやすいです。

タンブラーの選び方
機能性が高いだけでなくデザインも豊富なタンブラー。選ぶポイントは使用目的に合わせることです。どのように選べばいいかポイントを3つ挙げました。参考にしてください。
ポイント1. 素材で選ぶ
ステンレス製とチタン製は電子レンジの使用はできません。最近では食洗器で洗える商品もあるので、説明書を確認してからの購入をおすすめします。
ステンレス |
保冷保温機能が高い 流通が多く手に入りやすい |
チタン |
保冷保温機能が高い 流通が多く手に入りやすい |
プラスチック |
比較的軽量なものが多い 安価である |
ポイント2. 構造で選ぶ
代表的な構造を4つあげました。一部のものは直火が禁止のため、焚火で温めたい場合は購入する際に注意をして下さい。
シングル構造 |
冷めやすい 素材によるが、直火で温めなおすことが可能である |
真空断熱構造 |
保冷保温効果が高く適温を長時間持続する 外側は熱くならない 結露しない |
二重構造 |
真空断熱構造より保冷保温性は低い 比較的安価である |
プラスチック製断熱構造 |
間に断熱材が入っているため、保冷保温性がある ステンレス製の真空断熱構造より軽いものが多い |
ポイント3. 容量で選ぶ
タンブラーは保冷保温性に優れていますがいつまでも温度を保てません。そのため、一度に飲み切れる量を選ぶといいでしょう。
240mL未満 |
コンパクトなサイズなのでデスクにおいても圧迫感が少ない コーヒー1杯分(150mL)程度の大きさなのですぐ飲み切る際に使いやすい |
240mL~350mL |
日常的に使いやすいサイズ コンビニやカフェでマイカップとして使用できる 缶飲料(350mL)がぴったりと入るものもある |
450mL以上 |
大きいサイズなのでハイキングやピクニックなどのアウトドアに向いている カフェによっては一番大きいサイズが470mLのときもあるため、日常的に使用するときは確認が必要である |
おすすめのタンブラー
さて、ここからはアウトドアにおすすめのタンブラーを紹介していきます。今回は日常だけでなくキャンプでも使いやすい機能性の高いものを選びました。タンブラーの使用目的やイメージに沿って参考にしてください。
キャンプを快適に過ごすためには水分補給も大事ですよね。タンブラーを上手く使用すれば、暑い日には冷たいもの、寒い日には温かいものが飲めます。また、デザインにこだわれば日常的に愛用することも可能です。蓋付きのタンブラーならデスク周りでも安心して置けます。
また最近はタンブラーの持ち込みが可能なカフェも増えました。アウトドアでも活躍するタンブラーですが、お気に入りのひとつを見つけてみてください。
初心者におすすめの「サーモス 真空断熱カップ ステンレス 360ml JDH-360」
おすすめの理由としては
- 真空断熱構造により保冷保温性が高い
- 持ちやすいシンプルなデザイン
- 安価であるためセットで買いやすい
魔法瓶と同じ構造で制作されたステンレスタンブラーです。日常的に使用しやすく、キャンプにおいても保冷保温性が高いので使いやすいです。また、安価なことからセットで購入できるのも嬉しいポイント。シンプルなデザインは飽きが来なく、長く使えます。
この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。
ステップアップにおすすめの「象印 ステンレスキャリータンブラー フォレストグレー 300ml SX-JA30-HM」
おすすめの理由としては
- 蓋にパッキンがなく洗いやすい
- ハンドル付きで持ち運びに便利
- 容量が300mLのため、コーヒーなどを飲むのに適している
こちらの商品は蓋にパッキンがありませんが、水漏れしない設計です。洗うときにパッキンを外してそのまま忘れてきてしまったといった心配がありません。また、パッキンの付け外しの手間もなく、水がたまることもないので衛生的にもいいですよね。ハンドル付きの蓋のおかげで持ち運びに便利です。
使いやすくておすすめの「STANLEY(スタンレー) 真空スリムクエンチャー 0.47L」
おすすめの理由としては
- ストローがついているため、冷たいものが飲みやすい
- スリムなボディのため、手が小さくても持ちやすい
- 車のホルダーに入れられる
真空断熱構造のため、保冷保温性は抜群です。繰り返し使えるストローがついています。蓋を回すとストローを使わずにそのまま飲むこともできます。スリムなボディなので手が小さくても持ちやすく、子供も安心して使えます。また、一般的な車のホルダーにも置けます。キャンプに行くまでの間も活躍する商品です。
おしゃれなタンブラー「Franc Franc(フランフラン) ルースト サーモタンブラー M セット フラワー」
おすすめの理由としては
- 大人っぽくおしゃれなデザイン
- タンブラーを持ち運ぶためのホルダーがついている
- 真空二重構造で結露しない
とてもかわいいデザインのため、おしゃれな女子キャンプに持っていくと気分も上がりそうです。ホルダーがついているため片手でも持ち運びしやすいです。コンビニのコーヒーが入る大きさのため、日常的にも使いやすく作られています。
最強のタンブラー「スノーピーク(snow peak) サーモタンブラー470 ブラック TW-470-BK」
おすすめの理由としては
- ビールを飲むのに適したタンブラー
- 350mLの缶がそのまま入る
- スタッキングが可能のため、コンパクトに持ち運べる
ビールやエールを飲むために作られたタンブラーです。350mLの缶がそのまま入るので、保冷効果で冷たいまま、持ち運ぶことができます。スタッキングが可能なので、コンパクトに持ち運べるのも嬉しいです。シンプルで洗練されたすてきなデザインのタンブラーで飲むビールはとてもおいしそうですよね。
まとめ
いかがでしたか?日常でも活躍するタンブラー。カラーが豊富で、メーカーのロゴもかわいいものが多いですよね。飲み口の広さがそれぞれが異なり、中にはビールなどの缶がすっぽり入る実用的なものもあります。保冷効果があるので、冷たいままで持ち運べるのも嬉しいです。
また、キャンプでは飲み物を温め直すことがなかなか難しいですよね。そんなときに保温ができるタンブラーはとても役に立ちます。屋外で使用するときに蓋付きだと埃などの混入を防いでくれるのも助かります。
カフェにも気軽に持っていき、エコ活動の一環として利用できるタンブラー。今回はアウトドアメーカーを中心に紹介しましたが、カフェのオリジナルのタンブラーもデザインがとてもかわいくてすてきです。日常でもアウトドアでも使用できるお気に入りのタンブラーを探してみてください。