キャンプなどアウトドアで使うマグカップ選びに迷っていませんか?そんな人のヒントになるように今回はマグカップについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。
また初心者向け、おしゃれ優先、最強の商品などいろいろな観点でおすすめ商品を選びました。最新の人気ランキングも交えてキャンプ用マグカップのすべてをご紹介します。
デザインが豊富で機能性も抜群のキャンプ用マグカップについてもっと知りたい方は、ぜひご一読ください。

タニ ヤオミ
- マグカップとは?
- マグカップの選び方
- おすすめのマグカップ
-
キャンプ用マグカップ最新人気ランキング
- 1位:スノーピーク チタン シングルマグ450(2,915円〜)
- 2位:WAQ チタンマグカップ 450ml(2,980円〜)
- 3位:スノーピーク チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル(4,565円〜)
- 4位:FIELDOOR チタンマグカップ ふた付450ml(2,970円〜)
- 5位:Wildo フォールダーカップ(660円〜)
- 6位:エバニュー Ti 220 Demitasse(1,824円〜)
- 7位:ユニフレーム スタッキングマグ500 チタン(2,600円〜)
- 8位:VASTLAND チタンマグカップ シングル 450ml フタ付き(2,980円〜)
- 9位:Gentlemen’s Hardware ホーローマグカップ(2,600円〜)
- 10位:CHUMS キャンパーマグカップ(990円〜)
- まとめ
マグカップとは?
マグカップとは取っ手の付いた円形のカップを指し、マグ(mug)+カップ(cup)を組み合わせた日本独特の呼び方です。英語ではmug(マグ)と言います。
マグカップの歴史は古く、約7,000年前のギリシャで陶器製のものが作られています。また、残っていませんが、それより前にも木製のマグカップがあったと推測されています。
古代のマグカップは全体的に厚みがあり、とても飲みにくい形状でした。その後、金属加工の発展で薄いマグカップが誕生しますが、持ち手が熱くなる欠点を抱えていました。それが解消するのは約1,400年前の中国。磁器が発明され、現在の似た形との薄く取っ手が熱くならないマグカップができました。
熱いものを飲むのに便利なマグカップですので、キャンプでも初期から使われており、1980年代に販売されているキャンプセットなどでも陶磁器製のマグカップが確認できます。
普段使いでもアウトドアでも使えるマグカップは、日常的にも使える商品です。とっておきのものを1つ見つければ、長く何度も使用できて愛着が沸いてきます。お気に入りのマグカップを持って、幸せな気分のキャンプはいかがでしょうか。

特徴
マグカップは取っ手が付いているため、熱い飲み物やスープを飲むときに適しています。大量の中身が入っていても滑り落ちることがなく持ちやすいです。
一般の家庭で使用するマグカップは陶磁器製が多いですが、キャンプで使用するマグカップは素材の種類は豊富です。ステンレスやプラスチック、ガラス、セラミック、木材など幅広い素材で作られています。
また、アウトドアでの使用に特化した
- 持ち運びが便利なスタッキングマグや折りたたみ式カップ
- 落としても割れないプラスチック製や金属製
などのマグカップも販売されており、形状や重さ、デザイン、機能性などそれぞれの商品で個性が大きく異なります。
それゆえに安価で手に入れやすい100円ショップの商品から、アウトドアメーカーのこだわりが詰まった商品まで幅広い選択肢があります。
メリット:飲み物を入れても安定して持てる
マグカップと同じ用途の商品にタンブラーや紙コップがあります。マグカップならではのメリットとはなんでしょうか。
- 取っ手があるために熱いものや冷たいものを安定して持てる
- 素材によっては直火で温められる
- 種類が豊富のため、自分の好みを見つけられる
- 繰り返し長く、エコに使える
マグカップの一番の利点は取っ手があることです。よく似ているタンブラーにはありません。取っ手があることで手に温度が伝わりにくく、温かい飲み物やスープが飲みやすいです。安定して持つことができるので、滑って落とす心配もないので子供でも持ちやすく作られています。
また金属製やホーロー製の一部は直火でそのまま温められます。電子レンジがないキャンプでは、冷めた飲み物を温め直せるのは何げなく便利です。
素材やデザインが豊富なことから、自分のお気に入りでキャンプを楽しく過ごせます。紙コップとは違って洗えば何度でも使えるため環境に優しくエコです。キャンプ場によってはごみ捨て場がないことがありますが、安心して持っていくことができます。
デメリット:荷物がかさむ
上記のように使いやすいマグカップですが、デメリットもあります。
- 種類によっては重ねることができないので荷物がかさむ
- 真空二重構造のものは直火禁止
- 金属製やホーローマグカップは電子レンジ禁止
キャンプはどうしても荷物が多くなりがちです。マグカップは取っ手が付いていることから、重ねて収納することが難しいです。荷物が多いときは持ち手が外れるなど収納性が高いものを探しましょう。
また、機能性が高い反面、使用時に注意事項もあり、使用目的に合わせたものが必要です。正しく使うことでけがや不慮の事故を防げます。
種類
マグカップは下記のように種類を分けることができます。
素材の違い
素材 | 特徴 | 割れにくさ | 直火 | 電子レンジ |
---|---|---|---|---|
陶磁器 | 重厚感がある伝熱性が低く、冷めにくい | × | × | △ |
プラスチック樹脂 | 軽く割れにくいので子供におすすめ 食洗器が使用可能な商品がある |
〇 | × | △ |
ホーロー | 色移りしにくいにおいが移りにくい 冷めやすいので子供が飲みやすい温度にできる |
× | △ | × |
ステンレス | 保温・保冷性能が高い | 〇 | 〇 | × |
チタン | 保温・保冷性能が高いステンレスより軽い | 〇 | 〇 | × |
木製 | 名入れサービスが幅広く行われている 手入れが必要な商品がある |
〇 | × | × |
金属製の二重構造
構造 | 特徴 |
---|---|
真空二重構造 (ダブル構造) |
保温・保冷性能が高い 結露しない 直火はできない |
シングル構造 | 直火で温めなおすことが可能 軽い |
持ち手の取り外し・折りたたみ構造
持ち手が取り外れるタイプの多くはスタッキング(積み重ね)が可能で、マグカップの数が多くなるファミリーキャンプでは収納スペースを節約できます。
折りたたみタイプは同じサイズをスタッキングはできませんが、サイズが違うマグカップであればスタッキングできます。また他のキッチンツールと重ねやすいのでソロキャンパーに人気です。
フタの有無
フタがあるとマグカップが倒れてもこぼす心配が少ないので、子供や日常使いでも安心して使えます。またフタがあると保温性が高くなり、砂や葉っぱ、ほこりが入りません。
マグカップの選び方
機能性だけでなく、デザインも豊富なマグカップ。どのように選べばいいか、選び方のポイントを4つ挙げます。
自分がどんなシーンでどのようにマグカップを使いたいのか、そのときに必要な機能は何なのか、しっかりとイメージすることが大切です。
そして、好きなデザインを選びましょう。たくさんの商品の中から自分好みのものに出会えることはマグカップ選びの楽しみのひとつです。
ポイント1. 直火が可能か
キャンプでは飲み物を温めるのも手間が掛かります。そんなとき、焚き火など直火で温められると便利です。
ポイント2. 大きさ
使用目的 | おすすめの容量 | 説明 |
---|---|---|
ホットのみ | 250mLから300mL | 朝のコーヒーなど。日常的にも使用しやすい容量 |
コールドとホットの併用 | 350mLから400mL | 特に夏は汗をかいてたくさん水分をとるため、容量が大きいと便利 缶飲料(350mL)を全てを入れることが可能 |
クッカー兼用 | 400mL以上 | 日常的には使いにくいが、スープが飲みやすい |
ポイント3. 子供の年齢
小さいお子さんがいる場合は、落としても割れにくい素材で、子供の手でも持ち手が安定するものをおすすめします。デザインもポップなものを選ぶと使いやすいです。また、フタ付きを選べばこぼす心配が減ります。
ポイント4. 電子レンジで使用できるか
マグカップは素材により電子レンジの使用が不可なものが多くあります。日常使いする場合、電子レンジで温め直したいシチュエーションが多いです。日常使いする場合は陶器や耐熱プラスチックなどから、電子レンジで使用可能か確認しましょう。

おすすめのマグカップ
ここからはキャンプにおすすめのマグカップを5つ紹介していきます。今回は、入手のしやすさを考慮し、アウトドア専門店にてよく見かけるものや、話題となっているものを選びました。キャンプでの目的やイメージに沿って参考にしてください。
キャンプにおいてマグカップは小物であり、目立ちにくいかもしれません。しかし、例えば朝一番に飲むコーヒーが紙コップにいれたものだと少し味気がなく感じます。
お気に入りのマグカップを使用するだけで、気分もアウトドアの雰囲気も変えることができるアイテムなので、ぜひこだわって選んでみてください。
初心者におすすめの「WILDO フォルダーカップ」
おすすめの理由としては
- たった25g! 超軽量カップで持ち運び簡単
- コンパクトに折りたためる
- カラーリングが豊富で好きな色が選べる
北欧スウェーデンで生まれた折りたたみ式樹脂カップ。注目すべきなのはその驚きの軽さと持ち運びのしやすさです。TPEという素材を使い、超軽量になりました。耐熱温度は120℃。温かい飲み物を飲むには十分な温度です。また価格が安価なのも嬉しいポイント。
この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。
ステップアップにおすすめの「CAPTAIN STAG モンテ ダブルステンレスマグカップ350」
おすすめの理由としては
- 保冷保温効果がある真空二重構造のステンレス製
- 缶飲料がそのまますっぽり入る飲み口の広さ
- 容量は350mlで缶飲料を全てを入れることができる
見た目もかわいい8色展開の真空二重構造マグカップです。SNSを見るとプレゼントに選ぶ方も多いそう。色違いで持っていくのもテーブルの上が華やかになりステキですよ。
缶飲料がすっぽりと入るため、クーラーバッグにそのまま一緒に収納できます。また、飲み口が広いためスープを飲むときも苦労しません。
この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。
おしゃれなマグカップ「CHUMS キャンパーマグカップ」
おすすめの理由としては
- おしゃれな配色とデザインでかわいい!
- 安価なので複数買いも可能
- 軽くて持ちやすい2つ穴の持ち手
ポップでかわいいデザインが多いCHUMSからご紹介します。2トーン配色と12バリエーションがかわいいマグカップです。安価なので何色か買って気分で選ぶのもよし、家族や友人とおそろいにしてもよし。このマグカップがテーブルに並ぶとテンションが上がりそうです。
最強のマグカップ「スノーピーク(Snow Peak) チタンシングルマグ 450」
おすすめの理由としては
- 直火で使用可能なシングル構造のチタン製
- 収納力がある! 折りたためる取っ手
- シンプルで洗練されたデザイン
スノーピーク(Snow Peak)の焚き火で温められる直火が可能なマグカップです。スタイリッシュなデザインと機能性の高さでとても人気があります。容量は、220mL、300mL、450mLの3つです。
チタン製で軽くて丈夫なので長く愛用できるのも嬉しいポイント。
また、Snow Peakでは全商品に対し永久保証をしてくれます。他の商品に比べて高価ですが、商品の機能性の高さ、サービスの良さともにその価値があります。
この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。
キャンプ用マグカップ最新人気ランキング
キャンプ用マグカップの人気はどのようになっているのか。楽天のキャンプ用食器・カップランキングを元にTOP10を調査しました。
2022年11月7日~11月13日の期間を対象として楽天が2022年11月16日に公表したキャンプ用食器・カップランキング(売上や取り扱い店舗数などから楽天独自ランキング)を元に、
- キャンプ用マグカップを対象として抽出
- タンブラー、ククサは除外
- ノーブランド、ショップブランドを除外
- 同一商品の販売店違い、色違い、サイズ違い、オプション違いを除外(最上位のみ掲載だが、最上位が10本セットの場合、現実的な1〜3本セットに変更)
を行った。また商品情報が不足時はメーカー公式サイトやネットに公開されている取扱説明書の情報を元に追記した。
1位:スノーピーク チタン シングルマグ450(2,915円〜)
2位:WAQ チタンマグカップ 450ml(2,980円〜)
3位:スノーピーク チタンダブルマグ 300 フォールディングハンドル(4,565円〜)
4位:FIELDOOR チタンマグカップ ふた付450ml(2,970円〜)
5位:Wildo フォールダーカップ(660円〜)
6位:エバニュー Ti 220 Demitasse(1,824円〜)
7位:ユニフレーム スタッキングマグ500 チタン(2,600円〜)
8位:VASTLAND チタンマグカップ シングル 450ml フタ付き(2,980円〜)
9位:Gentlemen’s Hardware ホーローマグカップ(2,600円〜)
10位:CHUMS キャンパーマグカップ(990円〜)
ステンレスより軽いチタン製マグカップが大人気です。二重構造より直火で温められシングル構造でフタ付きチタンが一番人気のようです。
まとめ
いかがでしたか? 筆者自身、紙コップを使用したときは、風で飛んでしまったり、誰のものかわからなくなったり、ごみの処理に困ったりしたのがとてもストレスでした。
調べてみるといろんなシーンで使えるステキなマグカップばかり出てきます。気温差が激しい屋外で、温かい飲み物やスープだけでなく、冷たい飲み物にも対応できるなんてとても実用的です。
最近はアウトドアの中でもキャンプが人気ですが、カラフルでかわいいマグカップと一緒に写真を撮るのもいい思い出に残ります。また、お気に入りのひとつを見つけたら日常使いもできそうです。ぜひ自分のお気に入りのマグカップを見つけて、楽しく充実したアウトドアライフをおくってください。

タニ ヤオミ
キャンプでも日常でも使用頻度の高いマグカップ。キャンプ用は普段使いでも便利なものが多いです。
私のお気に入りのものをいくつかご紹介させていただきます。
MIIR キャンプカップ
真空構造になっており蓋もついています。保冷保温がしっかりされ、キャンプで使用する際はチリやほこりも防げるので非常に重宝しています。
RIVERS ウルトラライトハイカーマグ
こちらはチタン製のシングル構造なので直火にかけることが可能です。チタン製シングル構造マグはさまざまなメーカーから発売されているのでお好きなメーカーで選んだり、好みのサイズで選んだりすると良いですね。
BAREBONES エナメルカップ
2個セットのこちらのカップはホウロウ製。容量も414mLと少し大きめで直火で使うことができます。ヴィンテージ風の風合いもおすすめです。
最近ではショップやメーカーでオリジナルのカップを出しているところもあります。いくつかお気に入りをそろえて、その時の気分で選んで使うのも良いですね。