キャンプ向けボウルの選び方とおすすめ4選

出典:スノーピーク SPテーブルウェア ボール M 食器

出典:スノーピーク

「ボウルってキャンプにあると便利なのかな?」

「持っていくとしてもどれくらいの大きさがいいんだろう」

そんな悩みはありませんか?最近のソロキャンパーの中では、クッカーやシェラカップの普及によりボウルを持って行かない方をSNSで見かけます。大きさもそれぞれであり、調理で使用するのか、食器で使用するのかにより必要な大きさは変わりますよね。

今回は、キャンプでのボウルの役割が理解でき、必要に応じて好みのボウルを選べるように種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。また初心者向け、おしゃれな商品、最強の商品など、いろいろな観点でおすすめ4商品を選びました。

多様な用途があり便利なボウルについて知りたい方は、ぜひご一読ください。

制作者
泉夏絵子

泉 夏絵子   

小さいころから憧れていたアウトドアの世界に踏み出し、その魅力にはまりました。アウトドア商品を眺めては、買いたいものリストが溜まっていく日々です。今一番欲しいものは、ワンタッチテント。冬キャンプに行くために少しずつ準備中です。

ボウルとは?

ボウルは英語で「bowl」と書きます。料理などに使用する深い円形の鉢のことです。日本でいう「椀」とはまた異なります。鉢の語源は、梵語にあたります。もともとは僧侶が托鉢のときに持つ容器を指す鉢多羅(はったら)が一般的に普及して、鉢になりました。

しかし、鉢と名付けられる以前にも、縄文土器や弥生土器に鉢のような土器が発見されていて、その歴史はとても長いです。

特徴

ボウルとは、皿よりも深さのある器を指しています。日本ではこれを鉢と呼んでいますが、調理器具や食器など使い方はさまざまです。現在では耐熱素材の商品が多くあり、電子レンジやオーブンでの使用が可能なものがあります。素材はステンレス、アルミ、プラスチック、木材、ガラスなど豊富です。

調理器具としては、混ぜるときや、食材の仮保存するとき、和えるときとして使用します。水切りのために使用することもあるため、ザルとセットで販売されていることもあります。

食器としては、サラダ、汁の多い煮物、丼や、スープを盛りつける際に使用します。使い方により変わりますが、サイズは直径13〜24㎝前後が主流です。似ているものに椀がありますが、椀には熱いものをよそっても持ち上げやすいように高台がついています。ボウルにはありません。

出典:Snow Peak

メリット:多様な用途があるために便利である

多様な用途があるボウルですがキャンプにおいて使用するのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

  • プレート皿より深さがあるため丼やスープなど汁物に向いている
  • 食材を置いておく場所になったり、混ぜたりできる
  • さまざまなサイズがあるため小さな子供でも持ちやすい

淵の高さがあるボウルはスープやサラダだけでなく、丼などの主食に使用するのに向いています。また、インスタント食品での利用も可能です。食材を一時的に置く場所や、ドレッシングやソースを作りができるのも嬉しいですよね。

小さなお子様がいる場合はサイズを調整すれば白米やカレーなどを安定して持つことができます。とりわけ皿としてもこぼしにくいことから優秀です。

デメリット:荷物が多くなるため工夫が必要である

上記のようなメリットがあるボウルですが、デメリットもあります。

  • 荷物がかさばりやすい
  • 必要なサイズを誤ると使いづらい

ボウルは深さがある分、ほかの食器より荷物のスペースを使います。しかし、最近では、折りたたみ式のボウルやスタッキングができるものもあるため、持っていく荷物の量を考えながら選ぶといいでしょう。

また、ボウルはさまざまなサイズがあります。大きすぎたり小さすぎたりすると、キャンプにおいて使いづらいことがあるので、実際にこのくらいの大きさがいいなというのを決めておくと選びやすいです。

出典:Coleman

種類

ボウルはサイズにより名称が異なります。下記のほかにもフィンガーボウルやカフェオレボウルなど細かく分けられています。キャンプでよく使用されるサイズは14〜20㎝です。

小さいボウルは白米やスープをよそうのにちょうどよいだけではなく、ドレッシングや調味料を混ぜるのにも適しています。大きいボウルは主菜を盛るのに適しているため、作りたい料理により使い分けるのがおすすめです。

大きさ

フルーツソーサー

13㎝程度

シリアルボウル

20㎝以上

サラダボウル 24㎝以上

ボウルの選び方

多種であり、多様な使い方ができるボウルですが、どのように選べばいいか悩みますよね。見た目も、おしゃれなのものから洗練されたシンプルなデザインのものまで幅広くあります。一番の選ぶポイントはキャンプでのボウルの使用目的です。

ここはしっかりおさえつつ、選ぶポイントを4つあげました。参考にしてください。

ポイント1. 素材で選ぶ

目的に合った使いやすい素材を選ぶことはとても大切です。

食器の素材については、詳しいことを以下のページに記載があるので一読してみてください。

ポイント2. 大きさで選ぶ

ボウルはさまざまな大きさがあります。そのため自身の手の大きさだけでなく、使用用途によって必要な大きさをあらかじめ考えておく必要があります。ボウルでもただの円形ではなく、注ぎ口がついているものや、計量の目盛りがついているものもあります。

キャンプに行く前に作る料理をある程度考えておくと便利です。

ポイント3. 収納性で選ぶ

最近のボウルでは、折りたたみ式のものやスタッキングが可能なものがあります。また、セットで売っている商品は収納ケースがついているため、持ち運びや保管に困りません。

持っていく荷物の量を想像しながら購入するといいでしょう。

ポイント4. 価格で選ぶ

ボウルはクッカーやシェラカップで代用する人もいます。しかし、食器としてあると汁物や白米をよそうときに便利です。そんなボウルですが、価格は幅広くあります。素材やセット、大きさによって違うからです。例えばチタン製などは比較的高価ですが、プラスチック製は安価です。

おしゃれでテーブルも華やかになりますが、使い勝手が分からない状態では、一度安価な大きさのものを選び、使いやすい大きさを探していくのも一つの方法です。

おすすめのボウル

今回は、セットを多めに、さまざまな大きさのボウルを選びました。見た目がおしゃれなものから、キャンパーに人気なものもあります。ボウルだけに言えることではないのですが、食器を持っていくにあたり、問題視されるのは収納性だと思います。

スタッキングが可能なものやケース付きのものだと持ち運びがコンパクトで、保管場所にも困ることが少ないです。また、せっかくの食器なので、ぜひテーブルが華やかになり、キャンプでの食事を楽しめるボウルを選んでみてください。

初心者におすすめの「サーモス(THERMOS) アウトドア 真空断熱ステンレスボウル ステンレス ROT-001 S」

おすすめの理由としては

  • 真空断熱構造のため、外側が熱くならない
  • 錆びにくく丈夫で壊れにくいステンレス製
  • スタッキングが可能なため、コンパクトに持ち運べる

魔法瓶で有名なサーモス(THERMOS)のボウルです。こちらは真空断熱構造のため、熱い料理を入れても外側が熱くならず、安心して持ち上げられます。サイズは14.5㎝のために汎用性が高く、うどんやラーメンなどよそっても食べやすそうです。

この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

ステップアップにおすすめの「コールマン(Coleman) 食器 キャンプ BBQ イージークリーンボウル 4pcs」

おすすめの理由としては

  • グリーン系の2色の4枚セット
  • 素材がポリプロピレンのため、落としても割れにくく小さい子供でも使いやすい
  • 耐熱温度が120℃あるので、暖かい料理もよそえる

こちらの商品は電子レンジ、食洗器(上段のみ)の使用が可能です。4㎝の高さのため、カレーライスやサラダなど多岐にわたり活躍します。また、落としても割れにくいため、小さい子供がいる場合もおすすめです。

おしゃれなボウル「CHUMS(チャムス) メラミンスタッキングスープボール 」

おすすめの理由としては

  • メラミン樹脂素材のため、においがつきにくく、汚れが落ちやすい
  • カラフルなレインボー柄と、ボウルの底にブービーバードが描かれた2種類のおしゃれなボウル
  • 直径14.5㎝、高さ7.5㎝のため、ご飯だけでなく、サラダ、スープにちょうど良い大きさ

メラミン樹脂素材のため、においがつきにくく、汚れが落ちやすく手入れが楽です。これはうれしいポイントですよね。また、レインボーのカラフルな色と、ボウルの底にCHUMSのロゴであるブービーバードがとてもおしゃれですよね。

使いやすいサイズ感となっていますが、電子レンジ、食洗器での使用はできない点は注意が必要です。

最強のボウル「コールマン (Coleman) エナメルディシュウェアセット キャンプ用品 ファミリーテーブルウェア 食器セット」

おすすめの理由としては

  • ボウルのほかにプレート皿とマグカップがついているセット
  • 白を基調としているため料理が映える
  • 収納バッグがついているため、持ち運びがしやすい

こちらの商品は4人分のセットです。ボウルのほかにプレート皿とマグカップがそれぞれ4つ入っています。白を基調としたホーロー製の食器のため、においがつきにくく、油汚れも落ちやすいです。また、おしゃれな収納バッグがついているため、持ち運びもしやすく、保管場所にも困りません。

まとめ

いかかでしたか?食器というとプレート皿を中心に考えると思うのですが、調べていくとボウルの便利さに気づかされます。丼だけでなく、スープにも使えることは嬉しいポイントですよね。

また、キャンプではインスタントの食品も多く食べると思います。その時にもボウルが活躍するのではないでしょうか。私が以前キャンプに行ったとき、思い出せばタレやソースなどをかけるため、とりわけ皿も縁の高さがあると便利でした。そういった場面でもボウルは使いやすいと思います。

ぜひすてきなボウルを選んで、快適なキャンプライフを送ってください。