インナーシュラフ(インナーシーツ)選びに迷っていませんか?そんな人のヒントになるように今回はインナーシュラフについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。
また初心者向け、おしゃれ優先、最強の商品などいろいろな観点でおすすめ商品を選びました。最新の人気ランキングも交えてインナーシュラフのすべてをご紹介します。
インナーシュラフの選び方についてもっと知りたい方は、ぜひご一読ください。

CAMPxGEAR編集長
制作記事一覧

タニ ヤオミ
- インナーシュラフ(インナーシーツ)とは?
- インナーシュラフの選び方
- おすすめのインナーシュラフ
-
インナーシュラフ最新人気ランキング
- 1位:Bears Rock くるむん ボアフリース(3,530円〜)
- 2位:Bears Rock インナーシュラフ フリース(2,330円〜)
- 3位:Naturehike インナーシーツ(2,990円〜)
- 4位:CARINTHIA Polycotton Liner(9,800円〜)
- 5位:Holomua インナーシュラフ(2,780円〜)
- 6位:STATIC ADRIFT LINER(17,600円〜)
- 7位:SEA TO SUMMIT サーモライトリアクター コンパクトプラス(7,700円〜)
- 8位:NANGA スリーピングバッグインナーシーツ(4,400円〜)
- 9位:イスカ(ISUKA)ライナーサイドジッパー スーパーライト(4,620円〜)
- 10位:Bears Rock くるむん インナータオル(1,980円〜)
- まとめ
インナーシュラフ(インナーシーツ)とは?
インナーシュラフは寝袋の中に入れて使用するものです。インナーシーツ、トラベルシーツ、シュラフシーツとも呼ばれます。寝袋の中に入れて使用することで寝心地がよくなりしっかりと睡眠がとれます。
またインナーシュラフは寝袋と併用する以外にも単体での使用や他の用途としても使用することができるので1枚あると何かと便利なアイテムです。このページではインナーシュラフの選び方やおすすめの商品を、初心者にもわかりやすいように詳しく説明していきます。
特徴
インナーシュラフは寝汗を吸収し、寝袋が汚れるのを防いでくれます。人はコップ一杯分の寝汗をかきます。寝袋が汚れてしまうと、素材によっては丸洗いできなかったり専用の洗剤が必要など、手入れが大変です。インナーシュラフを使うと簡単な手入れで寝袋を清潔に保つことができます。
またインナーシュラフは単体でも使用でき、例えば暑い時期は寝袋の代わりにメインの寝具として使用したり、寒い時期はテント内でくつろぐときにブランケットの代わりにしたりと1年を通して使用できます。

上記の「ロゴス フリースシュラフ(ターコイズナバホ)」はフリース素材のインナーシュラフです。ロゴスの定番デザインであるナバホ柄がおしゃれですよね。
メリット:肌触りがいい、寝袋の保温性がアップする
インナーシュラフのメリットは
- 寝袋を清潔に保てる
- 寝袋の保温性がアップする
- 肌触りがいい
インナーシュラフを使用することで寝汗が寝袋に直接付着するのも防げます。寝袋を清潔に保てるのでこまめに洗えないダウン素材の寝袋には特におすすめです。また寝袋の中に入れることで寝袋とインナーシュラフの間に空気の層ができ保温性も上がります。
インナーシュラフに使用される素材はコットンやシルク、フリースなど肌触りの良い素材が多く、肌に触れても不快感が少ないので快適な睡眠をとることができます。
デメリット:荷物が増える、素材によって年中使えない
ではデメリットは何でしょうか。
- 荷物が増える
- 素材によっては年中使えない
軽量でコンパクトな商品が多くありますが、インナーシュラフ分の荷物が増えます。徒歩キャンプなど荷物の持ち運びに限りがある場合は収納サイズを確認するようにしましょう。
インナーシュラフはさまざまな素材があります。フリース素材のものだと夏場は暑いこともあるので夏場に使用したい方はコットン素材のものをおすすめします。
寝袋のよくある質問
種類
インナーシュラフは寝袋と同じで「封筒型」と「マミー型」の2種類があります。寝袋の種類について詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてください。
寝袋と合わせて使用する場合は、持っている寝袋の形状と同じものがおすすめです。
またインナーシュラフは素材もさまざまな種類があります。代表的な素材をいくつか紹介します。
種類 | 特徴 |
シルク | 通気性・吸水性・保温性に優れている。肌触りがなめらか |
コットン(綿) | 吸収性・通気性に優れている。肌触りが良い |
フリース | 軽量性・伸縮性・保温性に優れている |
ポリエステル | 水に強く乾きやすい。耐久性が高い |
上記の表のように素材それぞれに特徴があり、インナーシュラフに求める機能によって候補となる素材が変わってきます。

インナーシュラフの選び方
たくさんのメーカーからいろいろな特徴を持って販売されているインナーシュラフはどうやって選べばいいのでしょうか。何を基準にしたらいいのかを詳しく解説していきます。
ポイント1. 素材
種類でも触れましたがインナーシュラフにはさまざまな素材があります。冬に保温性を高めるために使用したいのか、夏に1枚で使用したいのかによって選ぶ素材は異なってきます。
冬に使用するならフリース素材のものがおすすめです。保温性が高いので寝袋1枚よりも暖かく、快適な睡眠がとれます。
夏に使用する場合はコットン素材・ポリエステル素材がおすすめです。コットン素材は吸水性が高いので汗をしっかり吸ってくれます。また通気性もよく肌触りもよいです。ポリエステル素材はサラッとした肌触りで乾きやすいです。また耐久性も高いので1枚で使用できます。
肌が敏感な方や汗を多くかく方はコットン素材、サラッとした肌触りが欲しい方、耐久性が高いのが欲しい方はポリエステル素材がおすすめです。
1年中使用したい場合はシルク素材がおすすめです。シルクは保温性もあり通気性、吸水性もあるので冬は暖かく、夏は汗を吸収してさらりとした肌触りなので1年を通して使用できます。
ポイント2. 出入りしやすいかどうか
インナーシュラフには寝袋のように側面にファスナーがついているものやスナップボタンで留めるもの、袋状だけのものもあります。袋状のものだと出入りするときに大きく開けることができず出入りがしにくいです。ファスナー付きのものが、出入りしやすいのでおすすめです。
ポイント3.サイズと重量
インナーシュラフは寝袋の中に入れて使用するため寝袋内に収まるようサイズを確認しておくことが大切です。使用時にどれくらいのサイズになるのかを確認して購入しましょう。
大きすぎるものは寝袋内で布が余り寝心地が悪くなります。小さすぎても窮屈になるのでサイズはしっかり確認しましょう。またソロキャンプやツーリングなどの荷物が少ないシーンで使用する場合、持ち運びやすさも考えて収納時のサイズの確認をすることもおすすめです。
おすすめのインナーシュラフ
インナーシュラフにはシルクやコットン、フリースなどさまざまな素材があります。ここからは初心者におすすめの商品から使用する季節ごとにおすすめの商品を紹介していきます。
おすすめのポイントも記載しているので参考にしてください。
初心者におすすめの「イスカ(ISUKA)ライナーサイドジッパー スーパーライト」
おすすめの理由としては
- コスパが良い
- 保温性が抜群
- 伸縮性もあるので動きやすい
暖かく肌触りの良いポリエステル起毛地素材のインナーシュラフ。保温性が抜群なので冬はもちろん、夏は寝袋の代わりとして1枚で使用できます。重量も約300gと軽く、コンパクトになるので持ち運びもしやすいです。コスパが良いので初心者の方におすすめです。
この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。
夏の使用におすすめの「ナンガ(NANGA) スリーピングバッグ インナーシーツ」
おすすめの理由としては
- 接触冷感でひんやり接触冷感でひんやり
- ベタつきが軽減
- 単体での使用も可能
接触冷感だけでなく、吸水速乾性も兼ね備えているので蒸し暑い夏でも快適な睡眠がとれます。生地ははっ水2WAYストレッチでインナーシュラフに入ってもストレスを感じることがなく動けます。また紫外線カット機能もあり紫外線から肌を守ってくれるのも嬉しいポイントです。
冬の使用におすすめの「コールマン(Coleman) フリース スリーピングバッグ」
おすすめの理由としては
- フリース素材なのでふわふわで暖かい
- 出入りが楽なサイドファスナー
- 丸洗いが可能
寝袋の中に入れて使用すると肌触りもよく暖かいので冬でも快適な睡眠をとることができます。出入りが楽なサイドファスナーは足元まであるL字型で温度調節もできます。ファスナーを全部開けると毛布のように使用することもでき、ブランケットの代わりとしても使用できます。
おしゃれなインナーシュラフ「ロゴス(LOGOS)バルキーフリース セパレートシュラフ」
おすすめの理由としては
- 便利なセパレートタイプ
- おしゃれな柄
- 丸洗いが可能
色合いはネイビーで落ち着きがあり、LOGOS LAND柄がおしゃれなインナーシュラフです。
上下がファスナーで分けられるセパレートタイプで、2人分のブランケットとしても使用可能です。
丸洗いが可能なのでお手入れのしやすさも嬉しいポイントです。
持ち運びに便利な収納ケースもLOGOS LAND柄です。また素材もインナーシュラフと同じフリース素材なので収納後はクッションとしても使用できます。
最強のインナーシュラフ「イスカ(ISUKA)シルクシーツ」
おすすめの理由としては
- シルク100%素材
- 肌触りが良い
- 重量わずか130g
しなやかで肌触りの良いシルク100%素材でできたインナーシュラフです。
重量も130gと大変軽くコンパクトにまとまるので徒歩キャンプやツーリングなど荷物が限られる方には嬉しいですよね。
生地は薄いですが通気性、保温性に優れています。
敏感肌の方にも優しく1枚あるとキャンプだけではなく、旅行先のベッドでも使えたり何かと便利な1枚です。
インナーシュラフ最新人気ランキング
インナーシュラフの人気はどのようになっているのか。楽天のアウトドア用寝具・インナーシーツランキングを元にTOP10を調査しました。
2022年11月7日~11月13日の期間を対象として楽天が2022年11月16日に公表したアウトドア用寝具・インナーシーツランキング(売上や取り扱い店舗数などから楽天独自ランキング)を元に、
- キャンプ用マグカップを対象として抽出
- タンブラー、ククサは除外
- ノーブランド、ショップブランドを除外
- 同一商品の販売店違い、色違い、サイズ違い、オプション違いを除外(最上位のみ掲載だが、最上位が10本セットの場合、現実的な1〜3本セットに変更)
を行った。また商品情報が不足時はメーカー公式サイトやネットに公開されている取扱説明書の情報を元に追記した。
1位:Bears Rock くるむん ボアフリース(3,530円〜)
2位:Bears Rock インナーシュラフ フリース(2,330円〜)
3位:Naturehike インナーシーツ(2,990円〜)
4位:CARINTHIA Polycotton Liner(9,800円〜)
5位:Holomua インナーシュラフ(2,780円〜)
6位:STATIC ADRIFT LINER(17,600円〜)
7位:SEA TO SUMMIT サーモライトリアクター コンパクトプラス(7,700円〜)
8位:NANGA スリーピングバッグインナーシーツ(4,400円〜)
9位:イスカ(ISUKA)ライナーサイドジッパー スーパーライト(4,620円〜)
10位:Bears Rock くるむん インナータオル(1,980円〜)
Bears Rock製品が3商品もランクインして人気の高さが伺えます。Bears Rockは広島のメーカーで寝袋(シュラフ)でも、いろいろ特徴的な商品を発売しており、安心の品質なのに低価格で人気のあるメーカーです。
まとめ
インナーシュラフは1枚あると何かと便利な商品です。肌寒い時はブランケットにしたり、夏はインナーシュラフ1枚で眠れたり、旅行先での使用など幅広く使用できます。
デザインも柄があるおしゃれなものや使いやすいシンプルで落ち着いたカラーまで、たくさんのメーカーからさまざまな商品が販売されてますので自分好みの一品を見つけてください。
何点かおすすめ商品も紹介しましたので、お気に入りのインナーシュラフを見つける参考にしてみてください。

タニ ヤオミ
寝袋の購入を検討している方に、まずおすすめしたいのが、インナーシュラフの購入です。インナーシュラフを使用することで以下のようなメリットがあります。
- 寝袋を丸洗いする手間が省ける
- 寝袋単体で使用するよりも暖かい
- 素材や形状などの種類が豊富なため、自分の好みに合わせて快適な睡眠環境をつくることができる
- 車中泊や自宅など屋内でも使用可能
またインナーシュラフは標準的な寝袋に比べて価格帯も比較的抑えです。そのため夏用と冬用をそろえることも可能です。
私はコットン素材のマミー型を使用していますが、夏場はインナーシュラフのみでも十分眠れるほど暖かく、非常にコンパクトにもなるので、泊まりで出かけるときにはよく持っていきます。
自分専用の寝具として防災用にも使用できる点もおすすめです。