キャンプの楽しみといえばやっぱり外で食べる料理。でもキャンプを始めたばかりはどんな調味料を持っていけばいいのか、どう調味料を持ち運べばいいのか迷う方も多いんじゃないでしょうか?
そんな方に向けてキャンプに必要な調味料と、キャンプならではの調味料の楽しみ方、調味料の持ち運び方のポイントを紹介します。
読み終えていただければ、これからキャンプを始める方がどんな調味料をどう持ち運べばいいのか分かるようになっているので参考にしてください!

葉山 めぐみ

タニ ヤオミ
キャンプにはどんな調味料を持っていく?
キャンプ料理をするには調味料が欠かせません。キャンプで使う調味料は家庭でも使う一般的な調味料と、アウトドアスパイスやBBQソースなどキャンプ用に作られた調味料があります。アウトドアスパイスやBBQソースのおすすめと、一般的な調味料はどんなものを持っていけば良いかを解説します。
また調味料をコンパクトに収納するためには調味料入れが必要です。その調味料入れを持ち運ぶためにスパイスボックスがあります。スパイスボックスがあると調味料を安全に収納して持ち運ぶことができるのでとても便利です。それぞれの選び方とおすすめの商品を解説します。
アウトドアスパイスでキャンプ料理をもっと楽しむ
家庭にある調味料だけでもキャンプで料理はできますが、キャンプをもっと楽しむために欠かせないのが近年人気のアウトドアスパイスです。そのメリットは
- さまざまなスパイスをブレンドした本格的な味わいが簡単に楽しめる
- 持ち運びが便利
- 家でもアウトドアの味が楽しめる
アウトドアスパイスは塩や複数の香辛料がブレンドされた万能調味料です。自分ではなかなか作れない本格的な味わいが、肉や魚や野菜に振りかけるだけで手軽に楽しめることが魅力。複数のスパイスを持っていかずとも、これ一つがあればキャンプ料理がより簡単により楽しくなります!
外に持ち運ぶ用に小さな瓶で作られているので何種類か持っていって食べ比べるのも面白いです。また家での料理に使えば気軽にキャンプ気分を味わえますよ。昨今のブームでさまざまなアウトドアスパイスが発売されているので、いろいろ試してお気に入りのアウトドアスパイスを見つけてみてください。
キャンプにはどんな調味料が必要?
必要な調味料はキャンプでどんな料理を作るか次第ですが、必要な調味料は家で料理する時と同じです。家にある調味料で十分キャンプ料理を作れます!
最低限これを持っていけば困らない、という調味料をピックアップしてみました。
- 調理用油(オリーブオイルなど)
- 塩
- コショウ
- しょう油
- 料理酒
- 砂糖
- 焼き肉のタレ
- マヨネーズ
- ケチャップ
これならキャンプのために新たに調味料を買わなくても大丈夫ですし、忘れてもキャンプ場に向かう途中でコンビニやスーパーで買うこともできます。
何のメニューを作るか決めずに出発しても、これだけあれば味付けに困りません。さらにアウトドアスパイスがあるとキャンプ料理はもっと楽しくなります。
どうやって調味料を持ち運ぶの?
持っていく調味料が決まっても、家にある調味料をそのままではかさばってしまうし、あふれてしまうのも避けたいですよね。
安全で快適な持ち運び方のポイントは次の3つです。
- 小分けにして持ち運ぶ
- コンパクトにまとめて収納する
- 破損などで中身が漏れないよう持ち運ぶ
小分けにして持ち運ぶ
何かと荷物が多くなりがちのキャンプ。調味料入れを用意して家庭用の調味料をキャンプ用に移し替えるとコンパクトにまとめられるので便利です。
持ち運ぶために別の調味料入れに小分けにするのが大変な時は、スーパーなどで売られているお弁当用の使い切り調味料を買っておくのも簡単でおすすめ。これならわざわざ移し替えなくてもコンパクトに運べるし、使い切って捨てればいいだけなので楽です。

コンパクトにまとめて収納する
調味料をバラバラに持っていくと、いざ使う時に「あれ、どこに行った?」と探すことになったり、そもそも持って来ているのか分からなくなってしまうことがあります。
そのため調味料をまとめてコンパクトに収納して持ち運ぶのがポイント。スパイスボックスをひとつ用意すると、まとめて収納できる上に持ち運びやすくとても便利です。
スパイスボックスがない場合は、家にあるジップロックなどの食品保存用袋やフタの閉まる小箱などに入れて運ぶこともできます。
破損などで中身が漏れないよう持ち運ぶ
持ち運ぶ時には調味料の容器が破損したり、ふたが空いて中身が散乱してしまうリスクもあります。せっかくのキャンプ中に調味料が散乱してしまうのは避けたいですよね。
その点、スパイスボックスは調味料の容器が破損しないように作られています。中に仕切りがついていて持ち運び中にも調味料を固定してくれるものもあるので調味料が散乱するのも防いでくれます。
中には家のキッチンにも置けて、キャンプの時にそのまま持ち出せるよう、とても便利なデザインのものもありますよ。

BBQソースで美味しさを追求!
キャンプ料理と言えばバーベキューですが、スパイス以外にもタレで美味しさを追求したい人もいますよね。ソース次第で味わいも大きく変わります。
次の記事でキャンプ専用に開発されたソースや市販のBBQソースなどを解説したのでタレ派のあなたはぜひチェックしてみてください。

調味料のよくある質問
調味料入れとスパイスボックスの選び方
調味料入れもスパイスボックスも選ぶときに参考にしてほしいポイントがあるので解説します。この記事では選び方で1番大切なポイントをピックアップしたので、詳しくはそれぞれのリンクの記事をチェックしてください。
調味料入れを選ぶポイント:コスパで選ぶ
調味料入れはアウトドアブランドが出しているものもありますが、ダイソーなどの100円ショップやニトリなどの商品で比較的安くそろえることもできます。これからキャンプを始める方は、コスパのいいものをまずは使ってみるのがおすすめです。
持っていきたい調味料の数が増えても安価であれば買い増ししやすいですし、キャンプギアに詳しくなってこだわりが出てきた時にも買い替えしやすいです。

その他のポイントは下記に詳しく解説したので参考ください。
スパイスボックスを選ぶポイント:機能性で選ぶ
1番のポイントは機能性です。
スパイスボックスは大きく分けて、布製のものと木製のものがあります。布製は仕切りが多く、持ち手があるので、収納しやすく持ち運びにも便利です。またクッション性もあるので中に入れた調味料の破損も防いでくれて安心です。
木製のものはデザイン性が高く、アウトドアでも自宅でも併用できる便利なものもあります。持っていきたい調味料が入るサイズのものかよく確認して選びましょう。

一度は試してみたい調味料と持ち運ぶためのおすすめ商品
近年のキャンプブームでアウトドア用の調味料も持ち運ぶための商品もさまざまなものが発売されていて何を選ぶか迷ってしまいますよね。
そんな中でぜひ試してほしいおすすめのキャンプ用調味料と、持ち運ぶためのスパイスラック・調味料入れのおすすめ商品を紹介します。
初心者におすすめのアウトドアスパイス「ほりにし」
アウトドアスパイスを使ってみたいけど何から試そうか迷ってしまう、そんな方にまずおすすめしたいのはアウトドアスパイスブームの火付け役となった王道「ほりにし」です。
おすすめの理由としては
- 発売開始から累計販売本数が200万本を超えたロングセラー
- 日本人が好むしょう油ベースの味わい
- 肉、魚、野菜何にでも合う使い勝手の良さ
今やキャンパーなら知らない人はいない、発売開始から累計販売本数が200万本を超えたロングセラーの商品です。
アウトドアショップOrangeが手掛けたアウトドアスパイスで、日本人が好むしょう油ベースの味わいで、20種類以上のスパイスがブレンドされています。ほりにしだけでも辛口に作られている商品や、こだわりの高級食材を使ったプレミアムな商品、いろいろな種類の味わいの商品があります。
ソースを探しているならこれ!「CAMPソース」
おすすめの理由としては
- キャンプ場がキャンプに持っていくために考えて作ったこだわりの商品
- 幅広いキャンプの料理で使えるトマトベースの万能ソース
- つけダレとして食べやすい味わい
キャンプのことをよく知り尽くしているキャンプ場がキャンプにあると便利な万能ソースを作りたいという思いから開発した商品。まさにキャンプを楽しむためのソースです。
親しみのあるトマトベースの食べやすい味わいで、幅広いキャンプ料理に使えます。お肉のつけダレとしてはもちろん、そのまま卵かけご飯のタレにもできるくらい誰でも手軽にさまざまな料理に使うことができます。
この商品を使ったレシピが公式サイトにたくさん紹介されているので参考にしてください。
機能性でおすすめのスパイスボックス「コロンビアフェスティバルウッズスパイスボックス」
おすすめの理由としては
- 2枚のパッドで可動式で仕切れる便利なデザイン
- 底部は汚れが簡単に落とせる防汚・防水素材
- メッシュポケットが2カ所ついていて小さな調味料袋なども収納しやすい
この商品はボックスの中に2枚のパッドがついていて、機能性でおすすめです。収納したい調味料に合わせて仕切りを動かせるのでとても便利なデザインです。
汚れてしまいがちなボックスの底部分もサッと拭け汚れが落ちる素材で出来ているのも安心です。また瓶やチューブ以外の使い切り調味料袋など細かいものを2カ所のメッシュポケットに収納できるのも便利です。
おしゃれなスパイスボックス「スタンレーランチボックス」
おすすめの理由としては
- 置いてあるだけでサイトがかっこよくしてくれるおしゃれなデザイン
- スチール製で頑丈な作り
- 9.4Lの大容量で背の高い調味料も入れられる
ランチボックスですが、調味料の収納にも便利な商品。いろいろなものを収納できる十分な大きさがあります。そしてなんといっても見た目がすごくおしゃれ。これが置いてあるだけでキャンプサイトが一気にかっこよく魅せるサイトになります。
中に調味料用の仕切りはないので、調味料がボックスの中で動かないようにするには工夫が必要です。お値段はスパイスボックスの中では比較的高めの価格なので、スパイスボックスとしてだけでなく幅広いシーンで活用するのがおすすめの商品。
このランチボックスを収納だけでなくテーブルにも活用してしまう驚きの動画もあったので参考にしてください。
シンプルで使いやすい調味料入れ「tower スパイスボトル」
おすすめの理由としては
- 複数個を並べてもシンプルでおしゃれなデザイン
- 片手で開閉できる使いやすさ
- パーツは分解して洗えるのでお手入れが簡単
調味料入れはシンプルなデザインのものをそろえて使うとおしゃれですよね。この商品はそんなデザインの良さだけでなく、片手でフタをスライドして小さい開け口と大きい開け口を選べる使い勝手の良さも両立した商品です。
キャンプに行く時だけでなく家でも併用できますし、パーツを全て分解して洗えるので調味料を入れ替える時もお手入れが簡単です。
まとめ
今回はキャンプにはどんな調味料を持って行ったらいいか?どう持ち運んだらいいか?そんな疑問にお答えしました。調味料は家にあるものでも十分料理できますが、せっかくならキャンプ用に買い足してみるのも楽しいです。
安全に快適に持ち運ぶためにはポイントがあるので、記事を参考にしながら自分たちにぴったりの商品を見つけてください!

タニ ヤオミ
キャンプ飯に必要不可欠な調味料。調味料ケースは100均でも手に入りますが、私自身も過去に移動中にキャップが緩んでしまうなどで大変な思いをした記憶があります。
そこで今回私がアウトドアショップ店員の経験から、実際に使用してみてこれは使えた! という調味料の「ケース」をご紹介したいと思います。
「nalgene 細口角透明ボトル」
液体を入れても問題ない完全密閉。パッキンも不要なため、衛生面も気にせず長く使うことが可能です。
「EVERNEW 広口ポリ角ボトル/広口ポリ丸ボトル」
ULチタンが有名なEVERNEW。このシリーズはアルコール燃料も入れられる素材でサイズ展開が多いのもおすすめポイントです。
「Blender Bottle GoStak」
容量違いの入れ物をお互いにスタック(積み重ね)できるので、必要な調味料のみをキャンプごとに選んで持ち運びが可能です。