テントシューズ選びに迷っていませんか?そんな人のヒントになるように今回はテントシューズについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。
また初心者向け、おしゃれ優先、最強の商品などいろいろな観点でおすすめ商品を選びました。最新の人気ランキングも交えてテントシューズのすべてをご紹介します。
オシャレで足の保温性能が抜群と人気なテントシューズについてもっと知りたい方は、ぜひご一読ください。

オガワ コハル
テントシューズとは?
寒冷地でのキャンプや登山の際に足元をあたためるシューズのこと。その見た目から「象足」とも呼ばれ、キャンパーや登山家に人気の商品です。テントや小屋内での使用が想定されており、ルームシューズのような履き心地であたたかくリラックスできます。
種類によっては睡眠時に使用できるものもあります。「冬季のテント泊では足が冷えてよく眠れない!」といったお悩みを抱えている方にはうってつけです。
意外と足元の防寒対策は忘れてしまいがち。靴下だけでは底冷えしてしまったり、締め付けでリラックスできないことがあるので、テントシューズを使用することで冬キャンプが格段にレベルアップしますよ。
また、テントシューズは軽くて持ち運びがしやすいものが多いので、キャンプや登山でも気軽に使用できます。
特徴

テントシューズは、さまざまな素材があります。靴下感覚で使用できるフリース素材から、中綿がしっかりしている化学繊維、より暖かいダウンのものまであります。使用時期や使用用途に合わせて選ぶことができます。
「寝る時は靴下を履けば良いのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、テントシューズの方がよりあたたかく、リラックスできます。靴下は、靴の中で履くことが想定されているので就寝時にはあまり向きません。汗で蒸れて不快感がでたり、締めつけによってむくみや冷えの原因にもなってしまうことも。
一方、テントシューズはゆったりとしたサイズ感なので、履き心地が良く就寝の邪魔をすることもありません。透湿性能に優れた商品もあるので蒸れの心配もありません。
また、デザインも豊富でオシャレなので、キャンプだけでなく自宅での使用もできるので汎用性が高いです。
メリット:暖かくてコンパクト!
テントシューズにはどんなメリットがあるのでしょうか?
- とにかく暖かい
- 軽くてコンパクトになる
- 動いても脱げにくい
テントシューズを履けば、冬でも足元が冷えません。体の冷えを防ぐにはあたたかいテントシューズがうってつけです。
また、ほとんどの商品には収納バッグが付属されています。コンパクトで持ち運びがしやすいので、荷物を減らしたいキャンプや登山にピッタリです。
シューズタイプなので、動いても脱げにくいので就寝時にも使用できて便利です。
デメリット:荷物が増える
一方、テントシューズには注意点があります。
- 種類によっては屋外使用ができないため、使用機会が限られる
- 荷物とメンテナンスするものが増える

テントシューズは冬季のみの使用がほとんどなので、使用機会が少ないです。
「たった年数回のために買うのはちょっと・・・」と思う人もいるかもしれません。商品を選べば自宅でも使用できるので、使用機会が限られても工夫できますよ。
専用のテントシューズカバーを別に購入すれば屋外で使用できるようになる商品もあります。
また、テントシューズ分の荷物が増えてしまうので、「荷物をとにかく減らしたい!」という方には邪魔に感じるかもしれません。素材によっては手洗いが必要なものもあり、メンテナンスが面倒に感じてしまうことも。
種類
素材で分ける
テントシューズは、主に素材で分けることができます。
特徴 | 注意点 | |
---|---|---|
化学繊維 |
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|
ダウン |
|
|
ダウンには、「フィルパワー」という単位が使われます。これはダウンの持つ「かさ高さ」を単位で表したもの。一般的に550〜700フィルパワーのものが良質ダウン、700フィルパワー以上のものが高品質ダウンとされています。
(参考:mont bell公式オンラインショップ )
シューズの形状で分ける
素材の他に、さらにシューズの形状にも種類があります。
特徴 | 注意点 | |
---|---|---|
スリッパタイプ | テントシューズの他に自宅でも使用しやすいので汎用性がある。 | 足首まで保温できないので冷えやすい |
ショート丈ブーツタイプ | 足首まで覆う丈。脱ぎ履きしやすく気軽に使える。 | |
ロング丈ブーツタイプ | 膝下まで覆う丈なので雪山登山など過酷な地での使用がおすすめ。 | 脱ぎ履きがしづらい |
機能もさまざまで、「防水性」「防風透湿性」「防滴性」を兼ね備えた高機能な商品や滑り止めがついた商品もあるのでシーンに合わせて使用できます。
テントシューズの選び方
ここまで、テントシューズについて説明してきました。
「テントシューズの種類は分かったけど一体どうやって選べば良いの?」「たくさんのメーカーがあってどれが良いか分からない」と思う方もいるのではないでしょうか。
テントシューズの選び方は主に2つあります。
ポイント1. 「丈と機能性」で選ぶ
テントシューズは丈に種類があります。足のどの範囲まで保温したいかを決めてテントシューズを選びましょう。
雪山や冬キャンプの夜間で使用する場合は足首まで覆っていた方が格段にあたたかいので、足首丈以上のものをおすすめします。
また、雪山登山や雪中キャンプなど、過酷な状況下でテントシューズを使用する場合は「濡れに強い素材」や「防風性が高い」商品を選ぶと良いです。過酷な状況での冷えは命取りなので、しっかり足を保温してくれる高機能なテントシューズを選ぶようにしましょう。
さらに、コンパクトさも大事な決め手です。素材がダウンだとより軽くコンパクトになるので、少しでも荷物を減らしたい方にピッタリですよ。
ポイント2. 「メンテナンスのしやすさ」で選ぶ
メンテナンスが簡単な方が気軽に使用できて良いですよね。フリース素材や化学繊維のものだと、洗濯機で洗えるなどお手入れが簡単なので初めてのテントシューズにもおすすめです。
おすすめのテントシューズ
ここまで、テントシューズの特徴や選び方について説明してきました。
「防寒対策」は冬のアウトドアでの悩みの種のひとつですよね。足元の防寒対策は忘れてしまいがちですが、意外と大事な箇所です。せっかくの冬のアウトドアを楽しむためにも、テントシューズでしっかり防寒対策をしましょう。
テントシューズを選ぶ際はまず「どこのシーンで使いたいか」を明確にし、「メンテナンスのしやすさ」と「丈」、「機能性」を重視して選ぶようにしましょう。どれほどコンパクトになるのかも大事です。
機能性重視で見る場合は、大手アウトドアメーカーが出している商品が信頼できます。初めてテントシューズを購入する場合は大手メーカーから探すと良いですよ。
具体的にどんな商品がおすすめなのかをご紹介します!
初心者におすすめの「コールマン テントシューズロング」
おすすめの理由としては
- 価格が安価
- 内側がフリース地で肌触りが良い
- 厚みがあるので丈夫
老舗アウトドアメーカーのコールマンのテントシューズは、安価で手が出しやすいです。肌触りの良いフリース生地なのでよりリラックスできます。
この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。
ステップアップにおすすめの「ノルディスク ヘルモーズダウンシューズ」
おすすめの理由としては
- ダウンを使用しているので軽量かつあたたかい
- 内側の素材はオーガニックコットン使用なので肌触りがとても良い
- 付属のメッシュポーチに収納できてコンパクト
クマの絵が特徴のノルディスクのテントシューズは、良質ダウンを使用しており軽量かつあたたかい商品です。オーガニックコットンを使用しているので肌触りは良く、乾燥が気になる冬にも安心して使用できます。
ショート丈テントシューズでおすすめの「ノースフェイス ヌプシダウンテントブーティ」
おすすめの理由としては
- 足首まで覆うのであたたかさが段違い
- はっ水加工がされているのでアウトドアでも安心して使える
- リサイクルクリーンダウンを使用しており環境にも優しい
シンプルなブラックカラーのノースフェイステントブーティは、寒冷地での使用にとても適しています。冷えが伝わりやすい足首を覆うことができるので保温効果が高いです。ダウンなのでかなりコンパクトに持ち運べるので便利ですよ。
この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。
おしゃれなテントシューズ「コロンビア ネステントモック2」
おすすめの理由としては
- カラーやデザインが豊富でおしゃれ
- かかとが踏めるデザインなので脱ぎ履きが楽
- ソフトなラバーソールなのでテント周りでも使用可能
デザインがおしゃれでかわいいコロンビアのテントシューズ。シンプルなデザインが多いテントシューズですが、コロンビアなら防寒とともにおしゃれも楽しめます。
脱ぎ履きもしやすいので、自宅での使用にもおすすめで汎用性が高いです。
この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。
最強のテントシューズ「イスカ テントシューズロング」
この商品のおすすめの点は
- 耐水性、防風性・透湿性能が優れている
- シャーリング加工で装着時のズレを防ぐ
- 720フィルパワーの高品質ダウンを使用
この商品の全面にさまざまな気象条件下でも使用できるウインドストッパーが使用されています。そのため耐水性などに優れ、雪中キャンプなどの過酷な状況下でも使用できるようになっています。
装着時のズレが気にならない加工も施されているので、安心して使用できます。
底の長さは30cmあるので、厚手の靴下でもゆったりと履くことができます。高品質ダウンが、足元をあたたかくしてくれること間違いなしです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、冬季のアウトドアでひとつは持っておきたいテントシューズをご紹介しました。
寒い時期のアウトドアは、足元・足先の冷えが気になりますよね。
「頭寒足熱」というように、足元をあたためるのは本当に大切です。足元の保温をしっかりするだけで、体のあたたまり方が格段に上がります。逆に、足元の保温を怠ると底冷えしてしまいます。
テントシューズは、「足元の保温」のために作られたものなので、靴下と違って保温性能が抜群。就寝時でも足を圧迫しないデザインなので重宝します。
カラーやデザイン、機能など種類が豊富にあるので自分にあったテントシューズを選ぶことができますよ。
冬キャンプの挑戦を考えている方、足元の冷えに困っている方は、ぜひテントシューズを試してくださいね。