オイルランタンの選び方とおすすめ5選!

オイルランタン ランタン・ライト

「オイルランタンを使ってみたいけど、難しそう・・・」と思っていませんか?オイルを使うのはハードルが高いように感じますが、意外と手軽に使えて、夜のアウトドアをより楽しむことができます。

今回はオイルランタンについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。また初心者向け、おしゃれな商品、最強の商品など、いろいろな観点でおすすめ5商品を選びました。

オイルランタンの全てをご紹介します。優しく幻想的な光を楽しみたい人にピッタリなオイルランタンについて知りたい方は、ぜひご一読ください。

制作者
オガワコハル

オガワ コハル

キャンプ歴3年、二人の子どもにたくさんの経験をさせたく、キャンプをはじめてからすっかりアウトドアの虜に。アウトドアが好きな夫と共に関東近郊をファミリーキャンプで巡る。手挽きのミルでこだわりの豆を挽き、手動エスプレッソマシンで”アウトドアコーヒー”を楽しむ。最近は登山も始め、子どもを背負って身近な山々を登る。

オイルランタンとは?

燃料に灯油やパラフィンオイル、ホワイトガソリン、アルコールを使用するランタンのこと。

一般的にアウトドアで使用されるオイルランタンは、灯油とパラフィンオイルを使用します。ガソリンを使用するものは「ガソリンランタン」として区別されています。

今から約150年前の明治時代に海外から石油ランプが輸入され、日本に広まりました。その後の明かりの進化によって、一般家庭では使用されなくなりましたが、格好いい見た目とオレンジの暖かい光が良いと、キャンパーから人気です。

オイルランタンは、ガソリンランタンやLEDランタンと違って明るさは少ないものの、独特なあたたかい光が癒やしとなり、夜のアウトドアを非日常の空間へ変えることができます。

今回はそんなオイルランタンの特徴や選び方を紹介します。ぜひ、オイルランタンを選ぶ参考にしてくださいね。

特徴

出典:STAR CORP.

オイルランタンは火を使うので、しっかりと安定した形をしているのが特徴です。

アウトドアで使用されるオイルランタンは「ハリケーンランタン」と呼ばれるものが主流。ハリケーンランタンは、嵐の中でも明かりが消えないランタンのことで、航海などに昔から使われていて100年以上の歴史があります。

歴史があるオイルランタンなので、「使うのが難しそう・・・」「危険なのでは?」と思っている人もいるかもしれません。しかし、使用方法を守れば安心して使うことができます!

ガソリンは引火点が-40℃と低く揮発性も高いため、こぼれるとすぐに気化し、ちょっとした火花などでも火が着くなど常温で燃えやすいです。一方パラフィンオイルは引火点が95℃、灯油の引火点は約50℃と高いため、常温では燃えにくく比較的安全に使用できます

メリット:初心者でも簡単に使える!

雰囲気が楽しめるオイルランタンのメリットをまとめました。

  • ハリケーンランタンなら燃料の染みついた芯に着火するだけだから初心者でも簡単
  • 大切に使えば、長年使用し続けられる
  • 灯油なら燃料コストを抑えられる

ハリケーンランタンは、マントルではなく、灯芯を使用するので空焚きなどの手順がなく初心者でも簡単に扱うことができます。

歴史があるランタンなので、きちんとメンテナンスをすれば半永久的に使用できます。気に入ったものをずっと使用し続けられるのはとてもすてきですよね。

また、灯油だとリーズナブルでランニングコストが抑えられます。ガソリンスタンドなどで手軽に手に入るので、入手のしやすさもメリットのひとつです。

デメリット:手間がかかる

オイルランタンで注意すべき点をまとめました。

  • ホヤがガラス製なので、持ち運びに注意が必要
  • オイル漏れの可能性がある
  • 灯油を燃料とした場合、煤が多く手入れが手間
出典:STAR CORP.

火を覆うホヤ部分はガラス製でできているため、持ち運びに注意をしないと割れてしまう可能性があります。持ち運ぶ際は、ケースに入れるなどの工夫が必要です。

オイルランタンは、オイル補充の際や経年劣化、構造上の理由によってオイル漏れの可能性があります。オイル漏れをして、他のギアや服などにオイルがついてしまったら厄介なので対策が必要になってきます。

燃料は使い切りにして、入れっぱなしにはしない」を大前提として、オイル補充の際は漏れがないか入念にチェックをしましょう。

また、灯油を燃料とした場合には煤が多く出やすいです。メンテナンスに手間と時間がかかってしまうのも難点のひとつです。

種類

ランタンの種類について詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてください。

オイルランタンは加圧式ランタンと非加圧式ランタンに分けられます。

加圧式と非加圧式

  特徴 注意点
加圧式
  • 燃料をガス化して使用する
  • ポンピングや空焚きが必要
  • 光量が多くメインランタンにも使える
  • 初心者には扱いづらい
  • 価格が高価
非加圧式
  • 燃料が染み込んだ芯に火を灯すだけだから初心者でも簡単
  • 1回の着火で長くともせる
  • 光量が少ない
  • 比較的リーズナブルなので手が出しやすい

燃料の違い

また、燃料は灯油(ケロシン)とパラフィンオイルに分けられます。

灯油は、安価でガソリンスタンドで気軽に入手できます。一方、灯油は独特なにおいがあるのとススが多いのでメンテナンスに一手間必要になります。

パラフィンオイルは、灯油と比べて割高ですがにおいはなく、ススも少ないので気軽に使用できます。虫よけ効果のあるオイルもあるので、夏のアウトドアにはうってつけです。

オイルランタンの選び方

さて、ここまでオイルランタンの種類や特徴を説明してきました。たくさんの種類がある中からどうやって選べば良いのでしょうか。

オイルランタンの違いや基本的な選び方を知りたい方は次の記事を参考にしてください。

ポイント1. 明るさで選ぶ

まずは、明るさで選ぶ方法です。

メインランタンとして使用したいのであれば、必然的に加圧式ランタンになります。扱いに慣れるまで、少し時間がかかるかもしれませんが、しっかりとした光なので夜のアウトドアで行動するのにピッタリです。

一方、穏やかな炎の光でゆったり楽しみたい場合は、非加圧式がおすすめです。初心者でも簡単に取扱いできるので気軽にオイルランタンを始めたい方は、こちらから始めてみるのが良いでしょう。

ポイント2. ランニングコストで選ぶ

次に燃料のランニングコストで選ぶ方法もあります。

灯油は1Lあたり約100円、対してパラフィンオイルは1Lあたり約1,000円とだいぶ差が出ます。

ランニングコストで選べば圧倒的に灯油ですが、「においやススが気になる!!」という方はパラフィンオイルを選ぶと良いでしょう。

また、夏場はどうしても虫が気になるもの。手元を照らす明かりに虫が寄ってくるのが嫌だと感じる方も多いはず。そんな時は、虫よけ効果のあるパラフィンオイルを使用すれば、快適に夜のアウトドアを過ごすことができますよ。

おすすめのオイルランタン

ここまでオイルランタンについて説明してきましたが、実際にどんな商品がおすすめなのでしょうか。

オイルランタン初心者の方は、まず非加圧式から始めてみるのが良いでしょう。灯油もパラフィンオイルも使用できるものがほとんどなので、はじめはどちらも利用して使用感を自分の目でみると良いですよ。

さらに、凝ったオイルランタン・明るさが欲しい時は加圧式ランタンを使ってステップアップするのも面白いですよ。

初心者におすすめの「キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CSオイルランタン 中」

おすすめの理由としては

  • 価格がリーズナブル
  • 非加圧式なので初心者でも簡単に扱える
  • 色が3色あるので好みで選べる

初心者には、圧倒的にリーズナブルでコスパが良いこの商品をおすすめします!非加圧式で、パラフィンオイル・灯油の両方を燃料として使用でき、選べるので便利です。

約14時間燃焼するので、1泊のキャンプなど、気軽に使えるのも魅力の一つです。

この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

ステップアップにおすすめの「DIETZ(デイツ)78」

この商品のおすすめできる点は

  • 長時間燃焼が可能
  • コンパクトで持ち運びがしやすい
  • 色のデザインがかっこいい

1840年から続く老舗のブランドDEITZの中で最もポピュラーなモデル。コンパクトなサイズながら燃焼時間は約20時間と長いのでアウトドアでも安心して使用できます。穏やかな光が夜のアウトドアを暖かく照らしてくれます。

この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

真鍮製ランタンでおすすめの「E.thomas&williams(E.トーマス&ウィリアムズ)カンブリアンランタン」

この商品のおすすめする点は

  • ボディが真鍮製なので物に衝突した時に火花が出ない
  • 外部から影響を受けない頑丈な作り
  • 細長いデザインなのでコンパクト

英ロイヤルファミリー御用達ブランドで、オリンピック聖火リレーの火種輸送用のオフィシャルランプとしても使用されたE.thomas&williamsカンブリアンランタン。もともとは、炭鉱で使用されていたので頑丈で火が消えにくいのが特徴です。真鍮製のボディは、エイジングも楽しめます。

この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

おしゃれなオイルランタン「ホルムガード(HOLME GAARD)オイルランタン」

デンマーク王室御用達のガラスメーカーが作ったオイルランタンのおすすめな点は

  • 天然レザーのハンドルが特徴の他にはない洗練されたデザイン
  • 吹きガラスボディは耐衝撃性、耐熱性を兼ね備えていて安心
  • キャンドルのような暖かい光が癒やされる

デンマーク最古のガラスメーカー、ホルムガードが作ったオイルランタン。誰がみてもおしゃれな見た目で、夜のアウトドアを美しく照らしてくれます。全面ガラス製ですが、アウトドア用に作られているので安心して持ち出すことができます。

最強のオイルランタン「ペトロマックス(Petromax)HK500」

美しいデザインが特徴のペトロマックスをおすすめする理由は

  • 200以上のパーツから構成された精巧なつくり
  • 明るさ400wなのでキャンプサイトを明るく照らせる
  • パーツを変えれば暖房器具としても使える

ドイツ製のペトロマックスは、世界で初めて加圧式灯油ランタンを発明したとして有名です。真鍮製なので美しいデザインがアウトドアの中で引き立ちます。経年劣化も楽しめるので愛着をもって使えます。また400wと十分な明るさがあるので、夜のアウトドアで重宝しますよ。

この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はオイルランタンの選び方やおすすめ商品をご紹介しました。

オイルランタンは難しそうで初心者は特に敬遠しがちですが、意外とシンプルな作りで簡単です。火を灯すまでやメンテナンスに一手間かかりますが、日々の忙しさを忘れてランタンにじっくりとかける時間も癒やされますよ。

また、オイルランタンは他のランタンと比べて歴史が長いので、世界の王室御用達のブランドも多くレトロで美しいデザインがたくさんあります。

眺めているだけでも癒される暖かい光は、夜のアウトドアをより一層すてきなものに変えてくれます。

今回の記事を参考に、ぜひオイルランタンに挑戦してみてくださいね!