LEDランタンの選び方とおすすめ6選

出典:クレイモア CLAYMORE LAMP Selene ランタン・ライト

出典:クレイモア

LEDランタン選びに迷っていませんか?そんな人のヒントになるように今回はLEDランタンについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。

また初心者向け、おしゃれ優先、最強の商品などいろいろな観点でおすすめ商品を選びました。最新の人気ランキングも交えてヘLEDランタンのすべてをご紹介します。

安心安全で高性能なLEDランタンについてもっと知りたい方は、ぜひご一読ください。

制作者
オガワコハル

オガワ コハル

キャンプ歴3年、二人の子どもにたくさんの経験をさせたく、キャンプをはじめてからすっかりアウトドアの虜に。アウトドアが好きな夫と共に関東近郊をファミリーキャンプで巡る。手挽きのミルでこだわりの豆を挽き、手動エスプレッソマシンで”アウトドアコーヒー”を楽しむ。最近は登山も始め、子どもを背負って身近な山々を登る。

LEDランタンとは?

LEDランタンとは乾電池や充電式バッテリーを用いたランタンのこと。乾電池式と充電式があり、どちらも火を使わず、照明器具として使用できるのでとても安全です。

LEDは”Light Emitting Diode”の頭文字で「光る半導体」の略称のこと。半導体と同じ仲間なので「寿命が長い」「消費電力が少ない」「応答が早い」などの特徴があり、それを照明に利用しているのがLEDです。

LEDはろうそく、白熱電球、蛍光灯に続き、「第4の明かり」として2010年代に入って急激に普及しました。

元々キャンプでは燃料式ランタンが使用されていましたが、世の発展により電池式も用いられるようになりました。以前は電池式では光源として電球や蛍光灯のものも発売されていましたが、現在の電池式は、ほぼLEDのみです。LEDの「長寿命」で「使い勝手が良い」特徴がキャンパーから人気です。

LED照明の特徴は、大きく分けて5つあります。

①寿命が長い

②人には見えない紫外線や赤外線をほとんど含まず、可視光が効率よく得られ、紫外線による

 商品の退色や紫外線による熱的ダメージを軽減することができる

③少ない消費電力で明るく点灯するので効率が高い

④低温でも瞬時に点灯する

⑤LED照明は環境負荷物質(水銀や鉛など)を含まない 

参考:環境省COOL CHOICE

特徴

出典:LEDLENSER

LEDランタンは取扱いが簡単で、デザインやサイズも豊富なので「初めてのランタン」にとてもおすすめです。

充電・電池の交換以外に特別なメンテナンスは必要ないので、初心者にピッタリです。

また、オイルランタンやガスランタンなどと違って火を使用しないので、やけどや火事の心配がありません。テント内での使用はもちろん、お子様も安心して使うことができます

LEDランタンはメインランタンとして使用するには明るさが弱かったので、複数台使用することがほとんどでした。

しかし近頃ではメインランタンにも使用できる1000lm以上のランタンも発売されており、機能性がさらにアップしています。

中には、炎のような光の揺らめきを楽しめるものやモバイルバッテリーを兼ね備えたものもありますよ。

メリット:安全でコスパが良い

LEDランタンには次のようなメリットがあります。

  • 燃料がいらないのでランニングコストが抑えられる
  • 火を使わないので安心安全
  • 長時間連続使用ができる

乾電池の場合は電池代が必要になりますが、LEDランタンは燃料を別に用意する必要がないので、その分コストが抑えられます。

また、火を使わないので、やけどの心配なくどこでも安全に使用することができるのも魅力の一つ。一酸化中毒の心配もないので、テント内でも使用できますよ。

さらに、LEDランタンには連続100時間以上使用できる商品があり、4時間程で燃料補給が必要になる燃料式と比べて圧倒的に便利です。常夜灯として使用できるほか、連泊でも補給がいらず、キャンプで大活躍します。

デメリット:バッテリーに寿命がある

一方で次のようなデメリットがあります。

  • 充電式の場合、使用するまでに時間がかかる
  • 充電式の場合はバッテリーに寿命がある
  • 電池の容量が減ってくると光りかたが安定しない

どの充電式のタイプでも、1時間以上は充電をしなければならないので、すぐに使用できません。使用したい時が決まっているならば、事前にしっかり充電しておく必要があります。

また、燃料式では丁寧に扱えば数十年使えるのに対し、充電式LEDランタンは数年〜10年程度で買い替えが必要になります。

なぜなら、光源のLED自体は10年以上もつものの、電池の劣化や電気回路の故障が発生するためです。

さらに、電池の容量が低下した際、点灯遅延やフリッカー(チラつき)現象が発生することがあるのでしっかり充電をしておくことが大事です。

出典:CLAYMORE

種類

ランタンの種類について詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてください。

LEDランタンは大きく「乾電池式」と「充電式」の

2つに分けることができます。

  種類 特徴
電池のタイプ 乾電池 どこでもすぐに買えて、交換できる
取り外し可能充電池 14500電池・18650電池などの円筒形リチウム電池。サイズが合えば乾電池も利用可能
取り外し不可充電池 充電で繰り返し使用できる
充電方式 USB充電 基本的に自宅での充電が必要
ソーラー充電 太陽光で充電。時間がかかるので事前の充電が必要
手回し充電 災害時に便利

他には、モバイルバッテリー充電機能付きのLEDランタンや火の揺らめき再現機能、タイマー機能や調光機能などがついているランタンもあり、種類が豊富です。

LEDランタンの選び方

たくさんのメーカーからいろいろな特徴を持って販売されているLEDランタンはどうやって選べば良いのでしょうか。

ランタンの種類やランタン選びの基本的なポイントを知りたい方は次の記事を参考にしてください。

ポイント1. 充電式か乾電池式か

「充電式」は、電池の替えを持っていく必要がなく、荷物はよりコンパクトになります。しかし、万が一途中で充電が切れてしまった場合に、アウトドア環境では充電はできないので使用できなくなるのがネックです。

「乾電池式」は、乾電池を持って行けば、もし電池が切れてもすぐに交換できるので安心です。しかし、交換用の電池が必要なので荷物を減らしたい方には向きません。

ポイント2. どの場面で使用するのか

大人数のキャンプで使用するのか、少人数なのかソロなのか。はたまた、登山でのテント泊で使用するのか。

それぞれの場面で必要な明るさが違ってくるので、使いたい場面にピッタリのランタンのイメージを作りましょう。

それから、メインランタンとして使用したいのか、サブランタンとして使用したいのかも決まってくるので的がだいぶ絞れます。

サイズも種類豊富なので、使用したい場面にピッタリのものが選べると良いです。

おすすめのLEDランタン

ここまで、LEDランタンについて説明してきました。

「実際にどんなランタンが良いの?」「LEDランタンの選び方は分かったけど、多すぎてどれが良いのか結局わからない」と思う人も多いと思います。

LEDランタンを選ぶ時のポイントは

  • 明るさやサイズが使いたいシーンに適しているか
  • 欲しい機能を備えているか

が一番重要になります。

フックがついているか」も、意外と重要な機能なのでそれも気にしながら選ぶとより良いです。

初めてLEDランタンを購入する場合は、アウトドアショップへ行って、気になるものを試してみるのも良いですよ。ネット上で良いと思っていたものが、意外と扱いづらかったり、想像以上に大きかった、などあるからです。

でも、「忙しくてアウトドアショップへ行くことができない・・・」という人もいると思います。

そこで、今回は初心者から定番までのおすすめの商品を紹介します。

初心者におすすめの「キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)アンティーク暖色LEDランタン」

おすすめの理由としては

  • 比較的安価で購入しやすい
  • 暖色なので雰囲気が出る。調光機能もあるのでさまざまな光を楽しめる
  • 乾電池式なので、電池を入れるだけで使用できて簡単

初心者には、ピッタリの商品。乾電池の寿命分(約24時間)使用できるので、1泊のキャンプなら安心して使えます。

この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

ステップアップにおすすめの「モンベル コンパクトランタン」

アウトドアメーカーとして有名なモンベルならではの、高性能さ!

  • 可動式シェードでムラなく優しい光で照らすことができる
  • 防水仕様なのでアウトドアにピッタリ
  • LOW状態であれば350時間照射できる

アルカリ電池を4本使用し、明るさと軽量性を両立しておりアウトドアにピッタリです。フック付きなので、テント内などにつるすことができ、直置きと両使いできるので便利です。

この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

ソロキャンプにおすすめの「スノーピーク(Snow Peak)たねほおずき」

小さく愛らしい見た目とさらにおすすめできるポイントは

  • 本体上部のマグネットキャッチが便利
  • 直径62mmの手のひらサイズなので荷物を軽量化できる
  • 擬似ゆらぎ機能で炎のようなゆらめきを楽しめる

アルカリ電池を3本使用し、照度がHIでも40時間使用できます。本体上部のマグネットキャッチによって、使いやすさが倍増しています。紐に通してつるしたり、磁石がつく鉄製品にくっつけることができるのでとても便利です。

小型テントに吊るすのにもピッタリなのでソロキャンプにもおすすめです。

この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

サブランタンとしておすすめのLEDランタン「レッドレンザー(Ledlenser)LL ML4」

超コンパクトでパワフルなこの商品の特徴は

  • 長さ97mmと小型でカラビナフック付きなので便利
  • 専用充電池を本体に入れたまま充電でき、市販の乾電池も使用可能
  • 赤色点灯・蓄光機能付き

サイズがコンパクトで、重さも71gなので、軽量化したいアウトドアにはピッタリの商品です。カラビナフックが使いやすく、どこにでも付けられるのでとても便利で重宝します。

基本的には専用充電池を使用しますが、市販の乾電池も使用可能なので、臨機応変に使用できるのも良いポイントの1つです。

赤色点灯は真っ暗な場所で使用しても眩しくなく、手元を照らせるので、夜のアウトドアで大活躍します。

この商品の大きさ、使い勝手などはこちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

おしゃれなLEDランタン「レイモア(CLAYMORE)ランプセレネ」

おすすめの理由としては

  • かわいい見た目だから置いているだけで気分が上がる
  • 4種類の光モードが夜のアウトドアを彩る
  • 透明ケースがアクリル素材なので割れにくく子供が居ても安心

クレイモアのランタンは、おしゃれな見た目だけでなく楽しめる機能が満載です。

「Breeze」「Sunset」「Full Moon」「Sunrise」の4種類の光モードがあるので、シーンに合わせて使用することができ、夜のアウトドアをより楽しむことができます。

シェードは取り外し可能なので、三脚につけるなど、マルチに使用することも。充電式の大容量バッテリーを備えており、出力もできるのでアウトドアで大活躍間違いなしです。

最強のLEDランタン「CLAYMORE ULTRA 3.0 Xクレイモア ウルトラ CLC-2800BK」

キャンプで大活躍すること間違いなし!

  • ターボモードで最大3200ルーメンの明るさ
  • 連続点灯時間が最大150時間と長時間
  • スマホのようなコンパクトボディで持ち運びしやすい

コンパクトなサイズ感ながら、3200ルーメンとかなりの明るさを秘めているこの商品は夜のアウトドアでの作業でかなり重宝します!光の色も3種類あるので、シーンに合わせて使用できます。

また、自立するスマホのようなデザインなので置いて使用したり、どこかに掛けて使用したりもできるので使い勝手が良いですよ。長時間連続使用も可能なので連泊でも安心して使用できます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はLEDランタンの選び方やおすすめについて紹介しました。

夜のアウトドアを彩る照明は安心安全なものを使いたいですよね。火を使わずに光を楽しめるLEDランタンは、キャンプ初心者やお子様がいる家庭には特にとてもおすすめです。

使用方法も、ただスイッチを押すだけなので、誰でも簡単に使用できます。

LEDランタン1つで、何色もの色やさまざまな明るさを楽しめ、デザインも豊富で選ぶ楽しさもあります。

また、燃料を使わないので環境に優しく、とにかくコスパが良い。

フックがついているものや、モバイルバッテリーを兼ね備えているものなど、さまざまな機能があるので防災用にも家庭に1つあると安心です。

この記事を参考に、自分にあったLEDランタンを選んでみてくださいね。