レディースアウトドアウェアのアウター7選と最新ランキング【2022年12月】

レディースアウター アウトドアウェア

今回はレディースアウトドアウェアのアウターについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。また初心者向け、おしゃれな商品、最強の商品など、いろいろな観点でおすすめ7商品を選びました。最新の人気ランキング(2022年12月調べ)も交えてアウターの全てをご紹介します。機能面も優れていておしゃれも楽しめるアウターについて知りたい方は、ぜひご一読ください。

制作者
葉山めぐみ

葉山 めぐみ

日本キャンプ協会公認キャンプインストラクター。6歳・2歳のこども達を連れ毎月家族4人でキャンプする2児ママキャンパー。長期休みには愛用のNordiskのテントを積んで関東から関西まで日本中のキャンプ場を周ってます!キャンプだけでなくアウトドア全般の楽しさ・自然の美しさをインスタグラムでも発信中。
監修者
タニヤオミ
日本キャンプ協会公認キャンプインストラクター。外資登山用品メーカー勤務を経て、登山・キャンプ用品店に3年間勤務。地元が舞台の「ゆるキャン△」に憧れ、人生初のキャンプを冬にソロで行う。夜景のように燠火(おきび)がキラキラと輝く姿にとても感動し、キャンプにハマる。焚き火が好き。好きなキャンプ飯はカマンベールチーズを丸ごとスモーク。キャンプはもちろん、登山、SUPなど、自然の中にいられるアクティビティを好む。
目次

レディースアウトドアウェアのアウターとは?

キャンプではアウトドアウェアのアウターを着るのがおすすめです。アウトドアウェアはキャンプ、登山、ハイキングなどのアウトドアシーンで使うことを想定したデザインになっています。

自然の中は急に天候が変わったり、暑さ寒さが厳しい場面が少なくありません。また設営やアクティビティなどで予想以上に体を動かして汗をかいたりします。アウトドアウェアは、そんな場面でも快適に過ごせる機能性が高いことが魅力です。

特に寒い季節のキャンプには防寒対策が必要です。防寒性能の高いアウターを着てあたたかく過ごすことで楽しくキャンプができます。

アウトドアウェアというと本格的な活動をする印象がありますが、最近はアウトドアのブームで女性向けのおしゃれなデザインなものや、アウトドアシーンだけでなく普段着としても着られる着回しの良い商品も多くなってきています。

特徴

アウトドアウェアのアウターの特徴をまとめました。

  • 寒さから身を守る防寒性能
  • 野外活動に最適な機能性
  • 動きやすいデザイン

アウトドアウェアのアウターの1番の特徴は高い防寒性能です。

秋冬のキャンプはぐっと気温も下がり、特に朝晩は予想以上に冷え込みます。冬になれば雪が降ることもありますし、雪中キャンプを楽しむ方もいます。そんな寒い季節のキャンプを快適に過ごすためには外気の寒さを遮断したり、体の熱を逃さないような機能を備えたアウターが必要です。

また防寒性能以外にも野外活動に適した機能性を備えています。野外の活動では予想外の悪天候に見舞われたり、水場で水に触れる場面も多いです。雨が降ってきても内側に水が染み込まないような防水性や、ウェアの表面で水を弾くはっ水性を持った商品であれば服をぬらさずに過ごせます。

さらに、キャンプで自然の中で活動するときには、木の枝に引っ掛けたり、膝を地面についたりして服が破れてしまうことも。アウトドアウェアは破れにくいよう頑丈に作られています

キャンプでは体を動かすことが多いので、伸縮性があり、無駄のないデザインで体を動かしやすいよう作られています。近年はキャンプを楽しむ女性も増え、見た目のおしゃれさのバリエーションも増え、キャンプだけでなく普段街歩きするときにも着回せるアウトドアウェアも増えています。

出典:THE NORTH FACE

メリット

アウトドアウェアのアウターを着るメリットをまとめました。

  • 1つのアウターで寒い季節のキャンプに必要な機能を兼ね備えている
  • 一度購入すれば長く使える
  • 見た目のおしゃれも楽しめる

アウトドア用のアウターでなくてもあたたかく過ごすための防寒性能はありますが、アウトドア用のアウターであれば防寒性能だけでなく、動きやすさ、水に強い防水性・はっ水性などキャンプに最適な機能を1着で兼ね備えているのがメリットです。

高い機能性を備えていることから価格は決して安くはないアウトドア用のアウターですが、耐久性もあるので一度購入すれば長く使うことができます。また機能面だけでなく自分好みのおしゃれなデザインにこだわって選ぶと、キャンプをさらに楽しくしてくれます。

種類

アウトドアウェアのアウターは形状で分けると5種類に分かれます。

タイプ 説明
コート ウエストから足首までの長さまであるアウター
パーカ フード付きのジャケット
ジャケット 腰丈から尻丈くらいの長さの前開きのアウター
ブルゾン 着丈の短いアウター
ベスト 袖のないベスト

それぞれの種類の中で、素材の違い、裏地の違いで防寒性能は異なります

例えばダウンを使っているものは軽量で保温性が高く、化学繊維綿を使用したものは保温性が高く水にも強いという特徴を持っています。

また体温を反射する裏地を使って保温性を高めている商品もあります。

はっ水・防水性能があるものを「シェル」と呼びます。シェルの中でも「ハードシェル」と「ソフトシェル」の2つの種類があります

冬場や雨が降っている環境でも耐えうるはっ水性・防水性に優れたアウターはハードシェルと呼ばれ、伸縮性があり動きやすさも両立するものはソフトシェルと呼ばれます。より詳細には、耐水圧や透湿度で性能が表記されています。

今まで解説したアウターの形状、素材の種類や、性能などの組み合わせでハードシェルジャケットやダウンジャケット、マウンテンパーカーなどさまざまな名称で呼ばれています。

キャンプの楽しみの一つに焚き火がありますが、焚き火の火の粉で洋服に穴が空いてしまうことがあります。そんな火の粉でも穴が開かず、やけどからも身を守ってくれるのが焚き火ウェアです。焚き火ウェアはウールやコットンなどの天然素材が使われていて火の粉がついてもすぐに燃えません。一番外側に焚き火ウェアを着ることで中に着ている服や肌を守ることができます。

出典:THE NORTH FACE

アウターの選び方

ポイント1. 防寒性能の高さで選ぶ

寒い季節のキャンプで1番重要なのは防寒性能の高さです。秋でも朝晩は思った以上に冷え込みますし、冬は雪が降ったり雪の中でのキャンプを楽しむこともあります。また雪のない場所でキャンプするか、雪の降る場所でキャンプをするかでも求める防寒性能の高さは異なります。

自分がどの程度の気温の中でキャンプするかに合わせて、想定される寒さの中であたたかく過ごすための防寒性能を備えているかを注意して確認しましょう

ポイント2. 機能性で選ぶ

キャンプで必要なのは防寒性能だけではありません。ぬれないような防水・はっ水機能、体を動かしやすくする伸縮性や焚き火の火の粉でも燃えない難燃性などいろいろな機能があります。自分のほしい機能を備えた商品を選びましょう。

ポイント3. デザインで選ぶ

機能面だけでなくウェアのデザインもキャンプの気分を盛り上げてくれる大事な要素です。アウトドアウェアでも普段の街歩きにも使えるおしゃれなデザインの商品も増えています。
自分の気に入るデザインのウェアを見つけて自分らしいコーディネートを楽しんでください。

ポイント3. 価格で選ぶ

アウトドアブランドの高機能のウェアは価格も高めです。その分耐久性も高く、一度買ったら長く使えるというメリットもあります。一方、ワークマン女子という言葉がはやっているように買い求めやすい価格帯で販売しているアウトドアウェアも人気があります。自分の予算に合ったウェアを探してください。

おすすめのアウター

冬キャンプに着るアウター選びで迷ってないですか? 寒い時期のキャンプではどんなアウターを着たらあたたかく快適に過ごせるのか、機能面だけでなくおしゃれに着られる商品はどれか、と悩んでしまいますよね。

機能面も優れていておしゃれに着られるアウターを7商品選びました。それぞれの機能面やデザインの特徴などおすすめの理由も解説します。

初心者におすすめの「CAMP7 ダウンジャケット」

おすすめの理由としては

  • はっ水加工が施され急な天候変化に対応できる
  • 親しみやすいカジュアルなデザイン
  • 買い求めやすい価格

アメリカ発のアウトドアブランドCAMP7のダウンジャケットです。CAMP7はアウトドア要素を取り入れたカジュアルな商品を多く展開しています。

このダウンははっ水加工が施され水を弾くため、キャンプで急に天気が悪化したときにも安心です。親しみやすいカジュアルなデザインなのでキャンプだけでなくいろいろなシーンで着回ししやすいです。一般的にダウンジャケットは機能性の高さから価格も高めですが、この商品は買い求めやすい価格なのも魅力。冬キャンプの防寒のために1着ダウンを用意したいというときにおすすめです。

キャンプだけでなく街歩きにもおしゃれ「​​ヘリーハンセン ファイバーパイルサーモコーチジャケット」

おすすめの理由としては

  • 保温性が高くあたたかい
  • ストレッチ性がある素材で動きやすい
  • ビッグシルエットでキャンプ以外でもおしゃれに着られる

フリースの元祖と言われるファイバーパイルは保温・軽量に優れたヘリーハンセンが生み出した素材です。そのファイバーパイルを厚手にしてより保温性を高めたファイバーパイルサーモを使ったコーチジャケットです。さらに裏地に防風性のある生地を使うことで、厳しい寒さの中であたたかく過ごすことができます

さらにストレッチ性がありムレにくい素材なので、体を動かしやすくキャンプに最適です。

デザインはビッグシルエットできれいめのデザインで、キャンプはもちろんですが普段街を歩くときにもおしゃれに着られます。誰もが着ているブランドではないので、人と被りたくない方にもおすすめです。

焚き火も安心して楽しめるジャケット「grn outdoor キャンパーズジャケット」

おすすめの理由としては

  • 難燃加工を施してあるので焚き火やBBQの火の粉でも燃えづらい
  • はっ水性があるので水場の作業でもぬれぬくい
  • 全面にポケットがついていてガストーチなどが入れられる

焚き火やBBQはキャンプの楽しみですが、火の粉で服に穴が空いたり、やけどをするのは避けたいですよね。この商品は生地に難燃加工を施してあるので、火の粉が服に付着しても燃え広がるのを防ぎ、服も肌も守ってくれます

生地にはテフロン加工も施されはっ水性もあります。水場の作業で水が飛んでも、水を弾いてくれるので安心して作業できます。

ジャケットの前面にはガストーチが入るくらいのポケットがついていて、火を使う時の小物をすぐに取り出すことができ、寒い季節に焚き火の周りで過ごしたい時にぴったりのジャケットです。

着丈が長いデザインなのでゆったりと着ることができるのも特徴です。

アクティブに動きたいときのアウターなら「THE NORTH FACE サンダージャケット」

おすすめの理由としては

  • 非常に軽く厚みのないダウンなので動きやすい
  • 高い防寒性とはっ水性でぬれてもあたたかい
  • コンパクトに収納できる

この商品はダウンと化繊わたを混ぜて非常に軽く作られているのに加え、一般的なダウンと比べ厚みのないデザインなのでアクティブに体を動かしやすいのが魅力です。

はっ水性を付加したダウンを使い、体の熱を利用して保温効果を高める機能とはっ水機能を備えた生地を使っているので、キャンプでの悪天候や水場での作業でぬれにくくあたたかさを保てます。パッカブル仕様というジャケットのポケットの中にジャケット本体を収納できる仕様になっているので、脱ぎ着が必要になりそうな場面でもコンパクトにまとめて収納して持ち運びできる点も便利です。

寒いのは苦手!寒がりさんにおすすめの「KMC あたたかUSB式電熱ベスト」

おすすめの理由としては

  • モバイルバッテリーで好みのあたたかさで着用できる
  • ベストだから重ね着しやすい
  • 内側がボア素材で着心地もやわらか

冬キャンプの最大の懸念は寒さです。この商品はお手持ちのモバイルバッテリーで好みのあたたかさに調節することができるベストです。冬キャンプの寒さの懸念を晴らしてくれるような商品です。10000mAh容量のモバイルバッテリーをUSBでつなげば、省エネモードで約8-9時間、一番あたたかいモードにしても約4-5時間連続して使用できます。

ベストなので肌寒い時に気軽に羽織ることができるし、細身のデザインなので上にさらにアウターを羽織って野外での寒さを防げます。また首元の内側はボア素材で肌触りもやわらかく心地よく着られます。

もこもこであたたかいフリースジャケット「コロンビア フリースロングジャケット」

おすすめの理由としては

  • 保温力が高く着心地がいい
  • アウターとしても中間着としても着回せる
  • 生地のもこもこ感が寒い季節にぴったり

この商品は保温力はもちろんのこと、肌触りがよい天竺素材とフリースを掛け合わせた生地で着心地がとても良いのが魅力。着丈の長いロングジャケットなので、股下まですっぽり覆って寒さから守ってくれます。

アウターとして1枚で着るのもいいですし、中間着として重ね着することもできるので便利。秋から冬まで長く着回しできるジャケットです。フードがないのでロング丈のアウターとすっきりと重ね着できます。

フリースの見た目のもこもこ感はあたたかそうで寒い季節に着るのにぴったり。素材が切り替えてあるコロンビアのロゴが入った胸ポケットは、ワンポイントになっていておしゃれです。裏地もカラーによって柄が違うので、裏地までこだわって好みのものを選べます。

最強の本格ダウンなのにおしゃれ「ケープハイツニューフェイン 2トーン ダウンジャケット 」

おすすめの理由として

  • 高い防寒性で厳しい寒さにも対応できる
  • 細部の仕様のこだわりで首元や頭まであたたかくしてくれる
  • スタイリッシュできれいめなデザインでおしゃれに着られる

ケープハイツはアメリカのニューイングランド州のアウトドアウェアのブランドです。スタイリッシュなデザインに革新的な機能を備えた商品が人気で、2014年から日本でも商品展開が始まり、セレクトショップでも多数取り扱いされています。

おすすめの理由は冬キャンプの厳しい寒さにも耐えることができる高い防寒性です。​​何度もテストを重ねてたどり着いたダウンとフェザーの最適の混合率で中綿を作っています。

また首元から冷気が入り込むことのないようスタンドカラーになっており、フードも自分のサイズに調節して、頭をすっぽりと覆うことができます。袖口は厚めのリブ仕様になっており手首にフィットするよう作られているので、袖からも冷気が入るようなことがありません。

そしてケープハイツの人気の理由であるスタイリッシュできれいめのデザインも魅力です。フードは取り外し可能なので、キャンプの時はフードあり、普段街で着る場合にはフードなしにするなどシーンに合わせて印象を変えられます。ファスナーは上からも下からも開け締めできるWジップなので、裾を開けて着ることでコーディネートの幅を広げおしゃれを楽しめます。

アウター最新人気ランキング

アウターの人気はどのようになっているのか。楽天のアウトドアアウターランキングを元にTOP10を調査しました。

2022年12月12日~12月18日の期間を対象として楽天が2022年12月21日に公表したアウトドアアウターランキング(売上や取り扱い店舗数などから楽天独自ランキング)を元に、

  • アウターを対象として抽出
  • カーディガンは対象外
  • ノーブランド、ショップブランドを除外
  • 同一商品の販売店違い、色違い、サイズ違い、オプション違いを除外(最上位のみ掲載)

を行った。また商品情報が不足時はメーカー公式サイトやネットに公開されている取扱説明書の情報を元に追記した。

1位:Columbia リトルシインシュレイティッドパーカ(25,300円〜)

2位:THE NORTH FACE キャンプシエラショート レディース(49,500円〜)

3位:THE NORTH FACE ショートヌプシジャケット レディース(37,400円〜)

4位:THE NORTH FACE ウィンドストッパーダウンシェルコート(60,610円〜)

5位:ニューバランス Relentless パデッドロングコート(10,070円〜)

6位:NIKE Therma-FIT レペル(9,699円〜)

7位:THE NORTH FACE カシウストリクライメイトジャケット レディース(40,700円〜)

8位:MOUNTAIN EQUIPMENT WOMEN’S RETRO LIGHTLINE COAT(37,400円〜)

9位:MOUNTAIN EQUIPMENT WOMEN’S RETRO LIGHTLINE DUVET(32,725円〜)

10位:マーモット ウィメンズモンスーンダウンパーカー(29,900円〜)

全般的にTHE NORTH FACEの人気が高いです。同一商品で別ショップでも上位にランクインしています。純粋にキャンプなどアウトドア用途以外でもブランド商品として普段着として人気の高さが伺えます。

まとめ

今回は、アウトドアウェアのアウターの選び方からおすすめ商品まで解説しました。寒い季節のキャンプでは、防寒性能が高くキャンプに最適な機能を備えたアウターを着ることで、自然の中でもあたたかく快適にキャンプを楽しめます。

同時に女性にとっておしゃれにこだわって自分らしいコーディネートをするのもキャンプの楽しみのひとつです。お気に入りのアウターが着られるとキャンプはさらにわくわくします。

ぜひ、長く愛用できる自分らしい商品を見つけてください。

監修者コメント
タニヤオミ

タニ ヤオミ

キャンプの時に悩むのがアウターウエアです。寒さ対策にとたくさん着込みすぎると動きづらくなってしまいがち。でも活動性重視で薄着だと寒くて選ぶのに苦労している人も多いと思います。

キャンプ用として数多く出ているのがダウンジャケットです。登山をするときにもダウンジャケットは必須なのですが、キャンプ用は表生地に耐久性や難燃性のあるコットンを使用している点が特徴です。

焚き火の薪が爆ぜたとき、火の粉が当たると化学繊維のものは一瞬で穴が開いてしまいますが、コットンは燃えにくいので穴も開きづらく、燃え広がり難いので特に焚き火をする際に用意しておくと良いと思います。

また更に寒さ対策としてダウンパンツを使用することもおすすめです。近年はキャンプ用に難燃素材のダウンパンツも発売されているので、特に寒さ対策をしたいときにおすすめです。

またキャンプ用のポンチョを着るのも寒さと汚れ対策におすすめです。薄手の難燃性のポンチョを被るだけで不思議と温かく、また灰や泥などの汚れも防ぐことができ、使用後は洗濯機で洗うだけでよいので、手間もかかりません。

アウトドアファッションを楽しむのもキャンプの楽しみの一つになるのでお気に入りのアウターを揃えキャンプを楽しんでください。