ホットサンドメーカーの選び方とおすすめ5選

ホットサンドメーカー アウトドアクッキング用品

キャンプや家庭でどんな朝ごはんを作ろうか迷ってしまうことはありませんか?

ホットサンドメーカーがあれば、サンドイッチとトーストのいいとこどりのホットサンドが作れます。いつもと違う朝食を作ってみたい方におすすめのクッカーです。

そんな人のヒントになるように今回はホットサンドメーカーについて種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。

また初心者向け、おしゃれ優先、最強の商品などいろいろな観点でおすすめ商品を選びました。

お好きな具材を挟んでワクワクするような朝食が作れるホットサンドメーカーについてもっと知りたい方は、ぜひご一読ください。

制作者
イソガワエミ

イソガワ エミ

キャンプ歴10年。主に家族で楽しむファミリーキャンパーです。夫と、高校生中学生の子ども2人を連れて東海・関西方面のキャンプ場に出かけています。自然の中で家族4人、ゆったりと語らうのが大切な時間です。キャンプ飯をこよなく愛し、得意料理は缶詰めリメイク。夢はキャンピングカーを買うこと!

ホットサンドメーカーとは?

ホットサンドメーカーは、2枚のフライパンでパンと具材を挟んで焼くことでホットサンドが手軽に作れるクッカーです。

ホットサンドメーカーといえば、老舗ブランド「バウルー」が有名です。バウルーのルーツはブラジルのサンパウロ州バウルー村。バウルー村出身の青年が学生寮で使ったものが広まって、現在の形になったと言われています。

日本では、イタリア商事という会社が1970年代に発売したことで広まります。以降、日本でバウルーが大ヒットし、今ではホットサンドメーカーの代名詞のように使われています。

出典:https://www.bawloo.com/history_1

1970年代にバウルーの発売で流行したホットサンドメーカーが、近年のキャンプブームでまた注目されています。多くのメーカーからいろいろなタイプの商品が発売されているので、初心者の方にもわかりやすいよう解説していきます。

特徴

出典:コールマン

ホットサンドメーカーはパンにハムやチーズ、卵などを挟んで焼いたサンドイッチを作るためのフライパンです。しかし、お餅や肉まんを焼いたり他の調理も可能です。

パン以外を焼く

ホットサンドメーカーでパン以外のものを焼くのもおすすめです。お餅を使って具材をサンドしたら、餅ピザのように食べられます。

両面焼きのフライパンとして活用する

何かをサンドするだけでなく、両面焼きのフライパンとしても活用できます。上下のフライパンを利用して肉まんをプレスする焼き肉まんは、カリッとした皮の食感を楽しめます。

フライパンで焼くと崩れやすい焼きおにぎりも、ホットサンドメーカーを使えば上手に仕上がります。

フライパンとして使える場合も

上下のフライパンを分割できるタイプのホットサンドメーカーなら、片面だけをフライパンとして使えます。

メリット:簡単におしゃれな朝食が楽しめる

ホットサンドメーカーのメリットを紹介します。

  • いつもとちょっと違うおしゃれな朝食が楽しめる
  • 手軽に調理できる
  • 朝食、昼食、夕食、デザート作りでマルチに活躍
  • 蒸し焼きのおいしい料理ができる

ホットサンドメーカーがあれば、いつもとちょっと違うおしゃれな朝食が楽しめます。しかも具材を入れるだけで簡単に調理できます。

パンをサンドする以外にもいろいろな食材を焼く調理が可能なので、朝食だけでなく昼食や夕飯のおかずを作れます。

また、ホットサンドメーカーは上下のフライパンがしっかりと合わさるので、中が蒸し焼きになります。

そのため、お肉はフライパンで焼くよりもふっくらジューシーに焼きあがります。

ホットケーキやフレンチトーストは、蒸し焼きの効果でふわふわに出来上がります。

デメリット:大量を同時に作れない

ホットサンドメーカーのデメリットも紹介します。

  • 一度に作れる数に限りがある
  • 洗うのに手間がかかる場合もある
出典:テンマク

基本は食パン1枚分の大きさのため、一度に多くの調理をするには不向きです。食パン2枚分の大きさのタイプもあるので、一度に複数調理したい場合には大きなサイズを選んでください。

焼いた食パンに焼き目が入る加工のものは、模様の部分の汚れが洗いにくいので注意が必要です。

種類

ホットサンドメーカーは、直火式と電源式の2つがあります。

アウトドアメーカーから販売されているホットサンドメーカーは直火式がほとんどです。一方でアイリスオーヤマやニトリなどの生活家電を取り扱うメーカーからは、直火式と電源式の両タイプが販売されていてどのような違いがあるのか気になるところです。

それぞれの違いをみていきます。

直火式

火にかけて使います。自分でひっくり返しながら焼き加減を調節して焼き上げます。自分好みにカリッと焼いたり、焼き加減にこだわりがあるなら直火式がおすすめ。

電源が必要ないので、キャンプで使うなら直火式を選ぶと良いです。もちろん、家庭でガス火での使用もできます。2枚のフライパンを分割して使えるタイプなら、フライパンの代わりとして使えます。軽量なので、持ち運びに便利です。

電源式

コンセントにつないで使います。上下から同時に熱を加えるため、ひっくり返す必要がありません。温度が上がりすぎる心配がなく、多くの物はタイマー付きなのでほったらかしで調理できます。

プレートの付け替えができるタイプもあり、ワッフルやタイ焼き専用のプレートでおやつ作りを楽しめます。電源が必要なためアウトドアでの使用は不向きであり、重量が重いので持ち運びに不便です。家庭で手軽に使えるホットサンドメーカーです。

ホットサンドメーカーの選び方

今回はキャンプで使う直火式のホットサンドメーカーの選び方をご紹介します。

選ぶポイントは以下の7つです。

  • シングルかダブルか
  • サイズ
  • 素材
  • 焼き目の有無
  • パンの耳がプレスされるか
  • IH対応か
  • 上下で分割できるか

詳しくみていきます。

ポイント1. シングルかダブル

ホットサンドメーカーは、真ん中に仕切りのない「シングルタイプ」と仕切りのある「ダブルタイプ」があります。

シングルタイプは、中に具がたくさん入ります。包丁でカットすれば「萌え断」と呼ばれる写真映えする切り口を演出できます。

ダブルタイプは、仕切りの部分でカットしやすいので、家族でシェアするときなどに便利です。

ポイント2. サイズ

食パン半分の大きさ(使う食パンは1枚)、食パン1枚分の大きさ(使う食パンは2枚)、食パン2枚分の大きさ(使う食パンは4枚)の3つのサイズがあります。

大きいサイズのものなら、左右で違うものを焼いて楽しめます。

ポイント3.素材

ホットサンドメーカーのプレートの素材は、アルミがほとんどです。軽いので調理の際や洗う時にも扱いやすいです。

他の素材では鉄製のものがあり、蓄熱性が高いので高温での調理ができます。一方で重たいので、調理や持ち運びに不便な一面もあります。

また、フッ素加工などしてある物を選べば、焦げ付きにくいのでホットサンド以外の調理にも使いやすいです。

ポイント4.焼き目の有無

プレートの焼き目の有無も選ぶ際のポイントです。メーカーのロゴが入ったタイプなら、アウトドアらしい見た目のホットサンドが作れます。

ウェーブ状の模様は、カリッとした焼き目がおいしいホットサンドを作るのに適しています。焼き目のないプレートは洗いやすく、ホットサンド以外の料理の際に使いやすいのが魅力です。

ポイント5.パンの耳がプレスされるか

パンの耳がプレスされるタイプなら、カリカリの耳の食感が楽しめます。中の具材がこぼれにくいのもメリットです。

パンの耳が耳がプレスされないホットサンドは、パン全体を圧着するように焼き上げます。具がたくさん入るので、ボリューミーなホットサンドが作れます。

パンの耳をカットして焼くタイプもあります。ふわっとしたホットサンドが作れます。小さなお子さんでも食べやすいです。ボリュームが少な目に出来上がるので、軽く食べたい方にもおすすめです。

ポイント6.IH対応か

ご自宅でもホットサンドメーカーを使う場合には、チェックすべきポイントです。

ガスコンロをお使いの方は大丈夫ですが、IHクッキングヒーターをお使いの方はIH対応のホットサンドメーカーを選ぶ必要があります。

ポイント7.上下で分割できるか

上下の2枚のフライパンが分割できるホットサンドメーカーは、洗いやすいのが魅力です。また、調理の際に分割してフライパンとして使えます。

分割できないタイプは、しっかりと固定されている分、開いたままにしても安定していて具材をのせたりする際に使いやすいです。

おすすめのホットサンドメーカー

ホットサンドメーカーがあれば、ホットサンドを手軽に作れます。パンだけでササッと済ませてしまいがちな朝食が、おしゃれで栄養のある食事にかわります。

ホットサンドメーカーの種類は電源式と直火式の2つ。電源式は自宅で使いたい方におすすめです。温度が上がりすぎる心配がなく使いやすいのが魅力です。

直火式は自宅でもアウトドアでも使えます。自分でひっくり返しながらお好みの焼き加減に仕上げられます。今回はキャンプで活躍する直火式のホットサンドメーカーにしぼっておすすめをご紹介します。

サイズ、焼き目、仕切りの有無など、それぞれの商品の特徴を解説しましたので、ご自分に合ったホットメーカー選びの参考にしてください。

初心者におすすめの「コールマン ホットサンドメーカー」

初めてホットサンドメーカーを使う方におすすめの理由としては

  • ロゴマークの焼き目入りで、焼き上がりを確認できる
  • 取っ手が取れてコンパクトに収納できる
  • ノンスティック加工
  • 分割できる

コールマンのロゴマーク「ランタン」の焼き目がアウトドアらしい見た目のホットサンドができます。焼き目の色から、ちゃんと焼けたかどうか確認できるのが初心者にとって嬉しいポイントです。

取っ手が取れるのでコンパクトになり、専用ケースに入れて保管できます。

ノンスティック加工でこげつきを防げますし、分割できるので洗いやすいです。

仕切りが斜めに入る特徴的な形で、カットすると三角形になります。

扱いやすいので、初めての一台におすすめの商品です。

コールマンのホットサンドメーカーの使い方、使用後のお手入れなど、こちらの動画がわかりやすかったので参考にしてください。

ステップアップにおすすめの「キャプテンスタッグ ホットサンドメーカー キャストアルミダブル」

スタンダードなホットサンドを作るのに慣れた方におすすめの理由としては

  • 2つのホットサンドを一度に作れる
  • 仕切りがないので、フランスパンなど長いパンでホットサンドに挑戦できる
  • フッ素加工
  • 分割できる
  • こんがりとした食感が楽しめるウェーブ状の焼き目が入る

一度に2つのホットサンドを作れます。

仕切りのない大きなタイプなので、フランスパンなど長いパンでホットサンドに挑戦してみるのはいかがですか?食パン2枚分のサイズで仕切りが無いので、ホットサンド以外の料理にも対応しやすいです。

ウェーブ状の焼き目が入るので、サクッとした食感が楽しめます。パニーニを作るのもおすすめ。

軽く食べたい方におすすめ「燕三条キッチン研究所 4w1h ホットサンドソロ」

おすすめの理由としては

  • 食パン1枚で作れる
  • しっかりパンの端を閉じられる仕様
  • フッ素加工
  • 分割できる

食パン2枚で作るホットサンドは少し重たいな…という方におすすめ。耳を切らずに1枚のパンを半分に折って小ぶりなホットサンドが作れます。

縁が波型になっていて、パンをギュッと挟むので中身がこぼれにくくなります。

分割して使えば、ウインナーなどちょっとしたおかずを焼くのにも使えます。

おしゃれなホットサンドメーカー「チャムス ホットサンドイッチクッカー」

おしゃれにこだわる方におすすめの理由としては

  • 両面にチャムスのロゴとかわいいキャラクター入り
  • フッ素加工
  • 分割できる

おしゃれで、他にはない独特なデザインが特徴のチャムス。チャムスのホットサンドイッチクッカーを使えば見た目のかわいいホットサンドが作れます。

両面にチャムスのロゴと、キャラクター「ブービーバード」の焼き目が入るので、焼き上がりのテンションが上がります。ホットサンドだけでなく、ホットケーキや卵焼きも可愛く焼けます。

フッ素加工されていて、洗いやすい分割できるタイプなので機能面もバッチリです。

こちらの動画ではチャムスのスタッフがホットサンドを作っています。焼き上がりのイメージとホットサンドのアレンジアイデアが参考になります。

最強のホットサンドメーカー「バウルー ホットサンドトースター シングル」

おすすめの理由としては

  • ホットサンドメーカーの老舗ブランド
  • フッ素加工
  • 軽い

ホットサンドメーカーの老舗ブランド「バウルー」のロングセラー商品です。定番で信頼できるメーカーの商品をお求めの方におすすめです。

鉄板に凹凸がないので表面が均一に焼けて、パン全体をこんがりと焼き上げられます。

重量が450gと軽いので、ひっくり返すときにラクチンです。

バウルーで作れるホットサンドのアレンジやホットサンド以外の料理がこちらの動画でみれます。よかったら参考にしてください。

まとめ

ホットサンドメーカーがあれば、いつもとちょっと違うおしゃれな朝食が楽しめます。

パンに具材を入れることで、栄養がとれるのも嬉しいポイントです。シンプルにハムやチーズを入れたり、野菜をたくさん入れたり、チョコレートやフルーツの入った甘いホットサンドもすてきです!

それに加えて、ホットサンドメーカーの魅力はホットサンド以外の調理を楽しめること。

両面焼きフライパンの特性を活かして食材を蒸し焼きにすれば、柔らかでジューシーに焼き上がります。パン以外の物をプレスするのも食感が変わっておすすめです。

実際に使ってみて分かる良さもあると思います。あなたに合ったホットサンドメーカーを見つけて、キャンプやご家庭でワクワクするような食事を楽しんでください。